田舎に拠点を持っておくと、リスク分散になる【コロナ禍・有事】
都市と田舎、それぞれによさがあり、価値観次第ですね。
適度な田舎は、セミリタイア・FIREとも以下の点で相性がよいと実感しました。
- 生活コストが全般的に低め
⇒ セミリタイアの金銭的なハードル(必要金融資産額)が下がる - 便利さは都心とさほど変わらない
⇒ 車の必要性が生じない - 新鮮な地産食材が豊富
⇒ 良質なレストラン・自炊 - 住民1人当たりの公共施設が豊富
⇒ 公共施設の利用満足度が高い - 銭湯や温浴施設も充実
⇒ 毎日温泉が可能 - 自然資源が豊富
⇒ 登山、海、山海の幸など - 娯楽施設も集約的
⇒ 1か所でなんでも揃う
都会と田舎でコロナウイルス動向が大きく異なる
「田舎はコロナもどこ吹く風」といった傾向が比較的あると思います。テレビの報道内容と当地の現実には乖離を感じます。
たとえば「密」というお話がありますが、そもそも温泉の脱衣所ぐらいしか密になるところがありません。スーパーに買い物に行ったところで、人が多くないので密にならず。電車に乗ったところで、都会へ近づかない限り乗客も多くありません。
一応みなさまマスク着用ながら、営業時間も形式も以前と大差ないというのが現状です。自治体の発表を見ても、感染者数は限定的です。都会とのギャップは相当大きなものがあります。
コロナ禍でみられる動きというのは、先進各国で似ています。たとえばフランスでは、一部の人々はやはり田舎の別荘なり拠点なりに退避しています。これは17世紀に流行したペストと同様の光景です。
なにかが起きても、なんとかなる
今回のような特異な事象が起きたとしても、「なんとかなる」と思わせるに足る材料があります。
- 井戸水から取水が可能
- 薪ストーブで調理も可能
- 庭があるので、作物を育てられる
- 森林資源を収集すれば、燃料にできる
- 土地があるので、備蓄もかなりの量が可能
こういった備えは日頃からしておいた方が良いと私は考えています。
とにかく自然と共に生きているような方が多い環境なので、「なにかしらのインフラが止まると一気にダメになる」ということが起こりにくいと思います。
なお、オール電化は必ず避けます。単一のインフラに依存することになるからです。
地理的制約なしで働くことを目的とするのも一案
弊ブログはFIREをめざす人も多く読んでくださっていると思います。まずは移動の自由を得てから経済的自由をめざすのも一案と考えます。
実際に私の友人で、テレワーク可能な職種ゆえにコロナ禍以降は各地でワーケーションをしている人もいます。組織に属しているものの、自由度が非常に高いのですね。
私の宮仕え時代は、必要に迫られて都会に住んでいました。職場が都会なので、その近接地に住まざるを得ませんでした。
しかしFIRE・サイドFIRE・テレワーカーなどであれば、職場という地理的制約を生じさせるものがなくなるので、住環境を自由に選択できることが非常に大きいと思います。
つまり、もし私がFIRE・サイドFIREまでの道のりが遠いと感じる境遇なのであれば、いきなりFIRE・サイドFIREなどをめざさなくとも、「在宅で完結できる仕事一本に絞って働き口を探す」など、移動の自由をまず確保するための行動も考えるでしょう。
これならば、地理的制約をなくした上で、資本も蓄積し、FIRE・サイドFIREに向けて、引き続き進むことも可能です。
マクロで考えても、都市はどうしても集中して密になりやすいですし、田舎への人的分散が進んだ方が、コロナ禍の社会全体としての便益も大きくなると思いますが、どうでしょうか。
なにかしらの有事が起きた際も、主要都市よりも地方はリスク回避的になりやすいと思います。
Best wishes to everyone.
「適度な田舎 × セミリタイア」というのは、親和性が高い両者です。価値観次第ですね。
3つの自由、いずれも人生を楽しむに大きな要素と思います。
サイドFIREで大きな魅力は、仕事選びに金銭要素を抜けることですね。