VTIよりVYMが高配当化している【増配率】

【増配率比較】VTIも高配当化するが、VYMの方がさらに高配当化している

本記事は、以下のような方に向けて記しています。

  • セミリタイア・FIRE・配当金生活を、近い将来 or 遠い将来にめざしたい
  • そのためにインカムを多く得たいが、どういったETFを選べばよいか考えている

VTIバンガード・トータル・ストック・マーケットETF
VYMバンガード・米国高配当株式ETF
VIGバンガード・米国増配株式ETF

上記3つのETFの分配金(2020年)が出そろいました。そこで、増配率を算出。

結果は、下表・グラフの通りです。

年間分配金と増配率の推移(VTI・VYM・VIG)

VIGVYMVTI
分配金増配率分配金増配率分配金増配率
2020年2.307.6%2.912.3%2.77-4.7%
2019年2.134.7%2.847.3%2.9111.5%
2018年2.046.2%2.6510.3%2.6111.2%
2017年1.925.1%2.408.8%2.345.8%
2016年1.830.4%2.212.7%2.227.2%
2015年1.8214.8%2.1512.6%2.0710.6%
2014年1.5914.2%1.919.1%1.8711.7%
2013年1.39-1.6%1.759.8%1.677.0%
2012年1.4120.5%1.5920.0%1.5626.8%
2011年1.1711.4%1.3321.6%1.237.4%
平均増配率8.3%10.5%9.4%

  • 減配:VIG(2013年)、VTI(2020年)
  • 増配率:VYM > VTI > VIG

なお、直近分配利回りは、「VYM 3.2%、VTI 1.4%」です。

この傾向が仮に今後も続くとすると、以下整理が可能です。

ポイント
  • 足もと分配利回りは、VYM(3.2%)>VTI(1.4%)
    増配率がたとえ「VYM 10%、VTI 15%」でも、20年後の分配利回り「VYM>VTI」のまま
  • 10年後・20年後であっても、インカムを多く得るにはVYMの方がVTIより適している

10年前より、分配利回りの差は開いている

ちなみに、2011年始にVYM・VTIを購入していた場合、買値に対する分配利回りは、下表の通りです。

買値分配金買値に対する分配利回り
VYM42.51.33(2011年)
2.91(2020年)
3.1%(2011年)
6.8%(2020年)
VTI65.61.23(2011年)
2.77(2020年)
1.9%(2011年)
4.2%(2020年)

VYM(3.1%6.8%)、VTI(1.9%4.2%)とそれぞれ高配当化しています。これが長期投資の威力ですね。ただし、VYM・VTIの分配利回りの差は開いています

原因は以下の通りです。

  1. 元々の分配利回りがVYMの方が高い
  2. 増配率がVYMの方がやや高い

ちなみにトータルリターンはどうか

ちなみに、2018年まで「VYMは、市場平均並みのトータルリターン」でした(下図)。

赤:S&P500、青:VYM

ところが、2018年以降、変化が生じます(緑枠)。

趨勢を変えたのは、GAFAMです。Game Changeと言ってよいほどの変化。

直近の値動きの印象が強まりがちですが、この新常態が続くと見るか、以前の傾向に戻ると見るか、ここもポイントですね。

まとめ

ポイントを再掲します。

過去傾向から導出されるポイント
  • 足もと分配利回りは、VYM(3.2%)>VTI(1.4%)
    増配率がたとえ「VYM 10%、VTI 15%」でも、20年後の分配利回り「VYM>VTI」のまま
  • 10年後・20年後であっても、インカムを多く得るにはVYMの方がVTIより適している

つまり、FIRE・セミリタイア後のキャッシュフローを配当に求める場合、高配当株ETF【VYM】はやはり有力な選択肢になるということです。

なぜなら、この10年の傾向が今後も続くとすると、

  1. VYMとVTIの分配利回りは足もとでもVYMの方が高いのに、
  2. 増配率までVYMの方が高ければ、
  3. 両者の分配利回りの差は開く一方、

だからです。

とはいえ、過去の傾向に依拠しすぎるのも考えものですから、バランスは常に重要ですね。

なお、申し添えますと、キャピタル最優先でねらう場合は、増配率は気にする必要は特にありません。

ご参考になりましたら幸いです。

Best wishes to everyone!

ご紹介した3つのETFの詳細は、以下の通りです。

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