経済・株式・債券の金融知識を得るに、有益な推薦図書

経済・株式・債券の基本的な金融知識を得るに、有益な推薦図書

株式投資を行う際に、表層的な部分だけかいつまんでいると、結局は足腰も弱く外的な情報に右往左往しがちです。

私は結果的に経済・金融の基本的な知識を並行して吸収の上で、投資を始めました。それがどの程度まで寄与したか不明ながら、ないよりあった方がよかったことは確かです。

なぜなら、「収入ー支出の最大化」という投資において最も肝になる部分を確立する上でも、金融リテラシーの基礎的な向上は欠かせないからです。

以下は、いただいたご質問です。

ご質問

題名: 経済・株式・債券の学習につきまして

メッセージ本文:
三菱サラリーマン様

初めまして。私、宇田川と申します。三菱サラリーマン様のブログを拝読し、株式投資に関する勉強をさせていただいています。

題名の通り、三菱サラリーマン様に伺いたいことがございます。
経済・株式・債券の基礎知識及び関係性を理解するために有益な、三菱サラリーマン様の推薦図書をご教授いただきたいということです。

当方、株式投資の初心者で、これまでジェシー・リバモア氏、ベンジャミン・グレアム氏、ハワード・マークス氏の書籍を読み、それぞれの投資哲学、投資方法を学び、私にはインカムゲイン重視かつローリスク投資が向いていると思い、それを実践している最中です。

しかし、経済や株式等の基本的な知識が欠如している状態でこれからも投資を続けていってもよいのであろうか、と漠然とした疑問を抱くようになったため、三菱サラリーマン様がおすすめできる図書があれば、教えていただけたらと思います。

御多忙と知りながら長々と質問を書いてしまいました。ご回答いただけますと大変嬉しく思います。なお、ブログに既出の内容でしたら申し訳ございません。

上記ありがとうございます。

以下に紹介する3冊は、私が20代前半までに読んだものであり、いまだに家にあります。

債券は2冊目で間接的に言及される程度ではありますが、これら私が読んでいた3冊を今回は紹介します。どちらかというと、主軸は経済です。

「20代、お金と仕事について今こそ真剣に考えないとヤバいですよ!」 著者:野瀬大樹・野瀬裕子

表紙・タイトルが煽情的ですが、内容は「基本的なマネーリテラシーを高めたい初学者」向きと思います。

私が自身で手に取ったのか、周囲からもらったのか甚だ記憶にありませんが、かなり初期に読んだものです。

  • 「トータルコストで考える癖をつける」といった支出概念の重要性から
  • 「マンションデベロッパーの利益構造」といった不動産・自家取得

まで、色々と書かれています。金銭哲学の確立に資するでしょう。

「金持ち父さん貧乏父さん」など、こういったお金に関する書籍を学生の頃から何冊か読んでいたことは、早期の経済的自由達成に寄与したと思います。

お金は、収入がいくらあろうと蛇口が緩ければ、全く貯まらないのです。

そういった自身の金銭哲学を早期に確立する上で、お金に関する基本的な知識は、早いうちに備えた方がよいですね。

「経済を動かす単純な論理」 著者:櫻川昌哉

私が大学で実際に授業を受けていた櫻川先生の著書。

授業はキレあり、ズバズバと切り込む痛快さが特長で、好きでした。よく質問させてもらいました。

  1. バブルの原理
  2. 証券化商品の原理
  3. 国際収支

など、金融の知識として必須の分野について言及があります。特にリーマンショックを振り返って理解する上で、証券化の技法は理解して損なしと思います。債券にも関連してきます。

こちらは内容的には中級者向けかもしれませんが、文章は平易で理解しやすいと思います。

「資本主義はなぜ自壊したのか」  著者:中谷 巌

本書は私の学生時代に発刊され、講義の課題図書だったので目を通したものですが、現代にも通用する「新自由主義」の功罪が描かれています。

米国株投資が脚光を浴び始めた今こそ、新自由主義・グローバル資本主義の功罪を認識しておきたいところです。そういう形でバランスを取ることが一案です。

折しも、コロナ禍で、「自由な経済資源の往来」に制約が生じた現代、示唆に富む書籍と思います。

  • 中産階級を形成した、いわば「穏健的ケインズ主義」、
  • 護送船団方式、労使協調、
  • 企業による間接的な皆保険

などレーガノミクスに至るまでの側面を踏まえ、新自由主義への移行までの変遷を多方面から分析。

個人的には、「戦後の強い米国経済の背景に、いわゆる日本的な護送船団方式を一因とする観点」は、興味深い点。

同氏は、私塾「40歳代CEO育成講座」@多摩大学の塾頭であり、「日本人としてグローバルな場で活躍するには、単なるビジネススキルを超えた歴史観、世界観、人間観を身に着ける必要がある」との信念。

ボリュームもあり、全て読み切るには一定の熱量が必要ながら、経済史や、概念的・具体的事象も学べる書籍と思います。前述2冊とは、テイストの異なるものです。

まとめ:基礎の徹底→自分で応用を利かせよう

以上、テイストが各々異なる3冊を紹介しました。

もし3冊とも読まれる方は、最後の1冊は最後に回した方がよいと思います。人によっては専門的と感じるかもしれません。

多くの事象において、基礎の徹底が近道になると思います。

その意味でも、基礎とはなにかを理解することは、応用を利かせる上で必須ですね。

自分で基礎を備え、自分で考えて経済行動を適切に取捨選択できるようになることが、理想的な形です。

ご参考になりましたら幸いです。

Best wishes to everyone!

こういった切り口での推薦図書もご紹介しています。これらは間違いなく血肉となっていると思います。

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こちらも金融リテラシーの基礎基本となり得る図書ですね。

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こういった特定の質問に対する回答というのは、お金に対する価値観を知るに有用ですね。

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