お金に興味が湧いてきた方に勧める本は何か
最近、周囲に資産運用に興味を持ち始めている方がいらっしゃり、どんな書籍が参考になるか聞かれました。
その時真っ先に浮かんだもの、そしてこれだと思うものを厳選して一冊ご紹介したいと思います。
弊ブログを定期的に読んでいる方ならばほぼ間違いなく読んでいる書籍かもしれません。
やはり何と言ってもこちらでしょう。
本書の内容を一言で表すならば
一応リンクを貼っておきましたが、この本は長々と色々書いてありますが、要旨は以下1文に集約されます。
「お金は消費ではなく、お金を生む資産の買付に回そう」
この一文を味が出るまで噛みしめ続けていれば、書籍を買う必要はあまりないかもしれません。
ただ、私はなんだかんだこの書籍を大学生の時に読んで本当に良かったと思っています。元々中学生の頃からお金でお金を生み出すことに興味があったわけですが、その興味をサポートするに足る資本主義の重要な側面が描かれていたからです。
本書は、株式や債券などのペーパーアセットより、どちらかと言えば不動産投資の話題がメインになりますが、ある2人のお父さんを通じて資本主義のある意味で残酷且つ絶対に知っておいた方が良い一面が色んな具体例を通じて描かれています。
絶対に知っておいた方が良い一面とは、
「お金を消費に回すひと」と「お金を”お金を生む資産”の買付に回すひと」の格差は、埋めようがない程拡大の一途をたどるということ。
お金を生む資産とは、具体的には家賃収入を生む不動産や、配当等の収入を生む金融資産、著作権や特許権です。
この書籍を手に取る、あるいはこの書籍に興味を持つ時点で、既にお金から好かれる準備は8割方できているのかもしれません。
ただ、アムウェイなどのネットワークビジネスに注意
ただこの書籍は残念なことに、やたらネットワークビジネス・マルチ商法・ねずみ講で集客する際に利用されてしまっている側面もあるのがちょっと残念なところではあります。
逆に言えば、それだけ人の行動を駆り立てるほどのインパクトが本書籍にはあるということです。
私も学生時代にアムウェイやニュースキンなどのネットワークビジネスに友人から誘われたことがあります。彼らは完全にネットワークビジネスを妄信しており、何を言おうと聞く耳を持ちません。
世間一般で高学歴と呼ばれる人を妄信させるのは一体どのようなからくりなのか不思議に思い、私もそれを妄信したふりをして集会に参加してみたことがあります。
そこでは、承認欲求を満たす様々な仕掛けが施してありました。例えば、全員の前で発言した際は、ちょっと異様なほど大げさに周囲が褒めるのです。
本人は当然、悪い気はしません。周囲に肯定されることが嫌な人はいないでしょう。しかし、ちょっと異様な程の空気を感じました。
そして承認欲求を満たし、高揚感を与え、最後のとどめに本書「金持ち父さん貧乏父さんシリーズ」が登場します。
なるほどと感心したものです。
何が言いたいかと言うと、この書籍自体は、それぐらい人を行動に駆り立てるだけの内容が書かれており、方向を間違えなければ、金融リテラシーを高める一助になり得る書籍であり、やはり一読の価値があります。
ただし、くれぐれもネットワークビジネスだけは気を付けてくださいね。弊ブログを読んでくださっている方々には、釈迦に説法かと思いますが。
Best wishes to everyone!
日本の家計金融資産は1800兆円以上にのぼります。これだけ金融ストックがある国は希少であり、有効活用の余地は非常に大きいのが現状です。
本書にも書かれている不動産投資ですが、不動産を選ぶ際のポイントを網羅的・備忘録的にまとめたものです。
不動産投資は現物だけではなく、リートもあります。信用力でレバレッジを高めることはできませんが、流動性・換金性が高いのが特徴です。
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いつも ブログを読ませて頂いています。いつも参考にしています