一昨日、資産状況について軽く触れましたが、セミリタイア・FIRE後は金融資産額がいくらになろうが、あまり本質的な差異を感じていないのが実情かもしれません。
暫時の評価額が6,000万円台になろうが8,000万円台になろうが、「なんや数字がちょっと変わっとるなぁ」という感じでしょうか。
既にFIREした今、残りの人生を全力で走り切れるかの分水嶺は、お金ではなく健康に在り。
FIRE後、お金の優先順位がさらに低下【お金より、健康へ長期投資】
対照的に、セミリタイア・FIREしてからというもの、圧倒的に優先順位が上がっているのが「健康」であり、「食事内容」です。
これらこそが、人間の
- 腸内環境(≒免疫機能)
- 身体的パフォーマンス
- 精神的パフォーマンス
- 日々の生活における遂行能力
など、「あらゆる事象を決定付ける」と言っても過言ではないでしょう。
健康・食生活の改善こそ、投資とならんで早期から取り組むべき
株式投資は、一度自身の核となるスタイルや哲学を確立してしまえば、継続的に時間を要するものではありません。
特定の個別株やETFの上下に一喜一憂している暇があれば、より建設的なことに取り組んだ方が、長期的に人生に益するでしょう。
- 読書
- 食生活
- 適度な運動
- 栄養学・語学の勉強
特に「食生活・栄養学への造詣を深める」ことは、投資と同様に、絶対に早くからやっておいた方がよいと私は実感しています。
- 各種ビタミン・ミネラル・フィトケミカルの働き
- それらが豊富に含まれる食材
- 目的に適した調理方法
- 腸内環境を左右する要素
- AGE
など、健康に資する情報は多々あります。
参考図書のご紹介
参考図書を、3つ挙げておきます。
①腸内環境に関する書籍
腸内環境に関して、ややアカデミックかつ体系的に述べられています。やや理論寄り。
2012年頃のやや古めの書籍ですが、最近発刊の同系統の書籍と概ね同じことが書いてあります。
伴い、概ね私が学んできたこととも一致。地中海型食生活・和食に最終的に行き着く書籍は多いと思います。
②食材・各種栄養素に関する書籍
タイトルはなかなかキャッチーながら、内容は的を絞った簡潔なものです。
明日の献立からすぐにでも取り入れやすいでしょう。
リコピンやナットウキナーゼなど、フィトケミカルに関する実践的な言及や、食べ合わせによる実践的な内容が多め。
③三大栄養素(特に糖質)に関する書籍
言ってしまえば、老化にもつながる「血糖値スパイク」をいかに起こさないかという点についてページが割かれています。
また、「脂質それ自体は、質を選別すれば悪者ではない」という研究結果が明らかになっているわけですが、それらについてもかなり触れられています。
地中海型+和食という、おそらく現時点における適解が、本書でも①の書籍でも述べられています。
結局、色々な書籍を読んでいると、玉石混交ながら共通点はある程度収れんしてくるんですよね。これは、栄養学・健康というジャンルに限らず、ほかのジャンルでも同様です。
セミリタイア後、健康・食生活について試行錯誤・実践中。金銭の優先順位は落ちやすいのではないか。
セミリタイア以降、以下2つを思う存分実施中。
①栄養学の理論的な情報を収集
②それをもとに色々な食生活を実践して自分に合う形を模索投資と同様、食習慣も個々人によって最適なスタイルは異なる。失敗も経て、ようやく自分のスタイルが見えてきた気がする。もう少し実践して見極める。
— 穂高 唯希|Yuiki Hotaka (@FREETONSHA) August 22, 2020
セミリタイア以降、以下2つを思う存分実施中。
- 栄養学の理論的な情報を収集
- それをもとに色々な食生活を実践して自分に合う形を模索
投資と同様、食習慣も個々人によって最適なスタイルは異なる。失敗も経て、ようやく自分のスタイルが見えてきた気がする。もう少し実践して見極める。
私自身、様々な文献から理論部分を学んで実践に落とし込み、それを継続している最中です。失敗も経ましたが、経過観察は現時点で良好。
自身の価値観に沿って経済に関する行動を適切に取捨選択する「支出の最適化」が済んでいれば、おそらくセミリタイア・FIRE後は金銭に対する優先順位が落ちるのではないかと、私は現時点で傾向的に類推しています。
配当は概して手間なく漸増 → 別の対象にフォーカスしやすい
頻繁に売買を行うわけでもなし、持ち続けられる銘柄を持ち続けておくだけで、配当金は積み上がっていきます。
配当金が生活費を上回っていれば尚の事です。それほどケアせずとも、配当所得は漸増していきます。
さらに配当再投資を継続していけば、配当所得が増えることはあっても減ることはなかなか考えづらい傾向。
(マクロ的には上の記事の通り、コロナ前の配当額に回復するまでに10年間かかる予想もありますが)
すると、当然ながら金銭に対する優先順位は落ちやすくなります。切迫度合いが低下するからです。そういう状況下では、人間はほかの事象によりフォーカスする傾向があるでしょう。
その対象の1つにとして、私の場合は「健康・食生活・栄養学」などがあるという位置づけと思料。
まとめ
ということで、やや自己俯瞰的な要素も含めた考察記事でした。
もちろん、一般化は不味ながら、私の場合はセミリタイア・FIRE以降に、健康・食生活に関する興味は継続的に強いです。背景には、おそらく
- 投資に対する手間のかからなさ
- 切迫度合いがない
ことに起因すると推察。
もし今後セミリタイア・FIREをめざす人は、達成後は私と同様に健康により注力的になるかもしれません。
とはいえ、いずれにしても若年期から健康に対する投資は、早くからやっておいた方がよいと思います。
ご参考になりましたら幸いです。
Best wishes to everyone!
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こういうのも、よく気になって調べたりしてましたね(笑)
コメント
この3日間の記事には大変共感してます。
ある程度資産が積みあがると余り日々の株価変動に一喜一憂せず、
行く行くは週2-3日程度の社会との仕事を続けつつ、趣味や新しい友人を少しづつ増やしながら、健康には人一倍気を配ることの大切さですね。
私は資産の類は十分準備出来ていながら、がっつり会社という社会に組み込まれていると、そこから抜けだすために回りを説得していかなかければと考えると、その苦労は想像したくないほどです。まあ、これは時間をかけてじっくり説得して解決するしか方法はないのですが。
Fireは初版を購入してすぐ読みました。著者の考え方が目に浮かぶようです。
20代に読めたら良かったと思いますし、若い人たちには読んだらと推奨しています。
健康に気を付けて良質な記事を発信し続けてください。