2020年の配当収入見通し

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2020年も、はや9月下旬。

田んぼの近くにトンボが舞い、夜にはコオロギやスズムシの音が聴こえてきます。秋ですね〜。

今秋は稲刈りに、林業体験に、冬に向けた特殊免許取得など濃密になりそうです。わくわく。

さて、時間は刻一刻と過ぎ去りますが、経験や配当金、そして階段を上る階数は積み上がっていく性質のものですね。今年の見通しを確認しておきます。

2020年の配当収入見通し

FIRE元年とも言える2020年、配当収入は税引前で400万円強、税引後で320万円弱を見込んでいます。税還付後は360万円ぐらいに着地でしょうか。

主因は、以下2点。

  1. コロナショック時の大幅な買い増し
  2. ベトナム株の特別配当

コロナ後ということで、ある程度の減配もあるかもしれないですね。いずれにしても後述の通り、大勢に影響なきよう分散したポートフォリオを組んでいます。

受け取り銘柄

主口座、主な受取銘柄はざっと以下です。

  • ABBV
  • AMGN
  • ARCC
  • BTI
  • CME
  • COST
  • DUK
  • FDS
  • FMC
  • HII
  • IBM
  • GSK
  • JNJ
  • LMT
  • LW
  • MO
  • NGG
  • T
  • SO
  • SHW
  • SPYD
  • VIG
  • VHC
  • VZ
  • XOM
  • Jリート群
  • インフラファンド群
  • 商事、ヒノキヤ、オリックス、沖縄セルラーなど日本株

高配当・連続増配株と、低配当・連続増配株が共存する形。

コロナ後の総括

コロナ後にやってたこと・寄与したものを総括すると、以下です。

  1. 既報の通り、CME・VIG・LMT・LWなど増配株へ投資。これらを主力級に引き上げ。
  2. 下落時に逆ピラミッディングのSPYDも評価益に寄与。

上記の通り2019年に「積極的に投資してまいります」などと高らかに宣言しつつも(笑)、割高に思えてなかなか本格的とまでは至っていなかった増配株。コロナショックでようやく買える水準に。

いい感じに新規銘柄がコロナからの反発に乗れたと思います。ただし現状、金融緩和でかさ上げされているように思えます。キャッシュも無論、温存。

結局、株式は短中期的に限ると銘柄以上に買値も大きな要素。資産はセミリタイア時より増え、8の台へ。

「数字が並んどるなぁ」という所感。今は投資以上に、自然と関わる興味ある活動に手当たり次第に注力中。

Gornegrat(Switzerland)にて

そして来年は日本アルプス域の横断とフォッサマグナに沿った縦断を、やりたいのです。

しかし、なかなか平日に長期でがっつりやれる相棒がいない…。(友人のFIRE、切に願う)

配当再投資

配当は基本的に再投資です。

万が一、配当以外の収入で生活費がまかなえなくなった場合には配当を使いますが、そうでない限りは再投資または証券口座に積み上げる形です。

累計受取配当金

累計受取配当金は税引後で850万円ほどに達する見込みです。

配当の積み上げは、人生の選択肢を広げる

人間が長期的になにかに取り組む際には、右肩上がりに積み上げていけるものを数字でもって可視化することが極めて有効です。

配当の積み上げは、まさにそれを体現するものであり、物理的・精神的の両面において私の人生の選択肢を増やす根幹ともなったものです。

配当を早期に積み上げるには、繰り返しながら「収入ー支出」の最大化が肝要です。さらに、セミリタイアやFIREの実現ハードルを下げるためにも、支出の最適化が肝になってきます。

セミリタイア(サイドFIRE)という選択肢もある

必ずしも完全リタイアをめざす必要もないのです。低頻度の労働&適度な田舎でのライフスタイルなども視野にすれば、今すぐにでもFIREできる人は多いでしょう。

お金は、求めだすとキリがありません。「もっと、もっと」と安全域を増やすうちに、一度きりの人生の有限の時間は着実に減っていきます。お金は減っても増やせますが、時間は戻らないという当たり前の事実を、より強く意識してみてもよいと思います。

今、振り返って思うのですが、退職するのに7000万円も貯める必要はなかった。たとえば5000万円に達した時でも、問題なく辞められたと思います。実際に退職してから、やはり「金銭が退職を決める本質的な要素ではない」ことを実感しています。

なぜかといえば、特に日本では社会的なインフラや法制度、民主主義や基本的人権が認められています。

諸外国の友人と話していると、これだけで非常に恵まれている環境だと思います。最低限の生活を営むハードルは各国と比べて低いですし、特に地方では若年層の人手が不足している現状も垣間見えます。

地方の事情、着目する価値あり

たとえば、北海道の田舎では若者が少なく、機械は豊富にあっても除雪や除草の人手に困っている。だから若者が働き手や地域社会の担い手として来ただけで、すごく歓迎されるのです。

セミリタイアやFIRE後は、「配当金だけで生活を賄わなければならない」というわけでは、当然ありません。そもそもセミリタイアとは、全く働かないことを指すわけではないですから。

自分でやりたいことに時間を使うもよし、農業など興味ある分野の理解を深めながらボランティアやアルバイトをするもよし、週に2日程度働いて収入を得るもよし。

むしろ少しは働いたほうが、社会的欲求も満たせますし、人や地域社会の役にも立てるでしょう。経済的自由を達成すれば、金銭的な要素を仕事選びから外せることも、非常に大きいです。

万が一、どうしても金銭的に行き詰まったら、「その時だけ短期バイトをする」などの選択肢もあります。

日本人はものすごく心配症な傾向が見られますが、「万が一、行き詰まったらまた働いたらええがな」ぐらい鷹揚に構えたほうが、やれることは増えると思います。

というか、そうしないと、なかなか一歩踏み出せないと思います。完全無欠の状態になってから会社を辞めようと思ったら、余程の高収入か元々の資産家でもない限り、時間は応分にかかってしまいます。

もし読者の方が「経済的な自由を達成した上で、自分が主体的に思い描くように自由に生きる」という生き方に心躍る感覚を覚えるならば、そして「経済的自由に近づきたい」と内なる声が聞こえるならば、まずは「週2回働いたら生活できる状態を目指す」など、柔軟に目標を設定してみてもいいのではないでしょうか。

生き方は、いろいろあってよいのですから。

その生き方の選択肢を増やすにあたって、積み上げる対象として配当金は非常に好適ですね。

配当金、積み上げてまいりましょう。

Best wishes to everyone!

配当収入に関しては、一里塚的なことを書いてきています。

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