【ご相談】親の遺産で経済的自由。遺産に頼る生活、社会貢献とは。

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【ご相談】親の遺産で経済的自由。遺産に頼るFIREと、社会貢献とは。

FIREに至る道は、様々だと思います。

  1. 株式投資
  2. 不動産投資
  3. 事業
  4. 親からの相続による遺産

など、複数の要因・背景が考えられますね。

本記事では、④の「親御さんからの遺産で経済的自由に至った」という方からのご相談です。

ご質問

題名: いつも情報をありがとうございます

メッセージ本文:
はじめまして。

著書が発売される前からブログ記事を読ませてもらっています。

元三菱系リーマンさんは、ご自身のお力で経済的な自由を達成されていて、努力を継続されている点がとても格好良く思います。

前から時々、メールをしてみたいことがありました。

僕はアラサーですが、経済的自由を目指して清貧な生活を送っていた歯科医の父が数年前に亡くなってしまい、僕一人が最低限の生活する分には困らない資産を残されています。

僕自身は色々あり経済感覚が身につかず育ち、臨床心理士資格を取りましたが、今では仕事が合わないし、組織仕事が合わないので、月数日のアルバイトをしながら他に自分で合う仕事をできないか試行錯誤しています。自分が継続できる何らかの形で誰かの役に立ちたいと思っています。

現在、父の遺産に頼って生活している面がありますが、これってどうなのでしょうか。。。

しっかり努力されている方にこういう話は不適切なのかもしれませんが、経済面以外での幅広い考え方をお持ちのようなので、お聞きしたく思いました。。

引き続き素晴らしい生活をお送りになられるようお祈りしております。

不適切でもなんでもございません。ありがとうございます。

負い目と社会貢献

まず、遺産に頼っての生活とおっしゃっていますが、「なんらかの形でだれかの役に立ちたい」と思ってらっしゃること、それを行動に移せば、まさに社会性ある活動ではないでしょうか。

社会の構成員としての責務、つまり社会の役割をなんらかのかたちで担い、そして目の前のだれかやなにかに尽くすことができれば、負い目は感じなくなるのではないでしょうか。

そして、遺産はある意味で生来の環境ですね。生来の資質、後天的な環境、そして人の在りよう。これら人生を織り成す要素を2つ目と3つ目を全うしたいですね。

人にもよりますが、自力でなにかを達成した時に比べ、他者要因で達成した時の充足感は低くなりがちなのも人間の精神上は否めないかもしれません。だからこそ、ご質問のようにお考えになることがあるのだと思います。これは人生を前に進めるためのチャンスだと思います。

行動し、挑戦を忘れない

そこで、精神上も方策になり得るのは、「とにかく行動すること」がひとつでしょうか。そして挑戦を忘れないこと

たとえば、経済的自由を達成していらっしゃるのであれば、お金のための労働ではなく、いわば充足感の獲得や社会的に一役担う、だれかに尽くすための労働も可能ですよね。労働というより、「興味ある活動」と言った方がしっくりくるかもしれませんね。

有償・無償を問わず、なんらかの活動を通して他者へポジティブな影響を与え合うことは、充足感・自己肯定感・他者への貢献感が得られると思います。

基本的には人間は社会性のある動物だと考えられます。

地域社会や目の前の人を大切にして共生することは、自他ともにポジティブな感情も湧き起こりますよね。

あとはとにかく、どんどん行動して経験の幅を広げることでしょうか。考えるのもよいですが、行動して得た経験ははるかに人生に学びをもたらすものだと思います。

義務感から来る行動と義徳による行動

「〜でないといけない」「〜として生きないといけない」

これらは美徳にもなる一方で、行き過ぎると自分を生きづらくするかもしれません。

とはいえ、義徳による行動は人間の精神性を磨くことでもあると思います。これはこれで大切なんですよね。上手く付き合っていきたいですね。

そして、いろいろなご事情がある中で、このようなご相談をなさる時点で、目の前の事象を丁寧に受け止めていらっしゃるということなのではないでしょうか。

とにかく行動して、経験の幅を広げていく

「なんらかの形で何かの役に立ちたい」というお気持ちを大切にしつつ、その対象を手当たり次第に模索し続ける。目の前のことに全力を尽くす。

興味を持てることにアンテナを張り、自分で認識しつつ、周囲にも打ち明けていればなお、関連情報は舞い込み、突き刺さるものもあるかもしれません。

興味と気持ちの火を絶やさずに、手あたり次第に片っ端からやってみることを、私ならばします。結局やってみないとわからないのですよね。

興味のあるなしに関わらず、まずは全力でやり切ることが本当に大切なのだと思います。それが結局は他者のためにもなり、まわりまわってお金や信用があとからついてくるかもしれません。

興味のあることだけではなく、試練だと感じることをやるのもまた大切なんですよね。試練が人間の幅を広げてくれるのですよね。すぐには結果は出ないので、焦らずに続けたいですね。

まとめ

経済的自由を達成されている以上、有償・無償を問わず、そして興味のあるなしにかかわらず、とにかく目の前のことに全力で取り組むことがひとつポイントと思います。

自分がやりがいを感じるのはどういう時なのか、人生観などをまずは突き詰めるのもひとつではないでしょうか。それが明確であれば道筋も明確になりやすいですね。まずは自分を深く知りたいところですね。深く知るには多様な経験が糧になります。

はたらく(側を楽にする)ことには、色々な形がありますし、第三次産業以外に第一次産業・第二次産業もあります。異なる分野には、また異なる人々が集っています。

目の前のことに全力で取り組み、そして挑戦を忘れないこと。

私もそれが必要であることを忘れかけていたのではないかと思います。ともに精進してまいりたいですね。

Best wishes to everyone.

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公開日:2020年8月11日