いつも三菱サラリーマンさんのブログを拝見し、「こんな人が上司だったらなぁ」と本気で思っています。恐らく近くに勤めている丸の内OL(24)です。
三菱サラリーマンさんの言葉にいつも勇気づけられています、ありがとうございます。
私の夢はセミリタイアして、好きな映画を見て、好きな時に旅行に行って、何かに追われることなくゆっくり過ごすことです。これはいけないことでしょうか。
ツイッターで「夢はセミリタイア」と私が言うと、貶すようなツイートを見かけました。お忙しいとは思いますが、三菱サラリーマンさんのご見解を教えて頂けますと幸甚です。
「大志なきセミリタイアはダメでしょうか」というご質問にお答えします。
ご質問ありがとうございます。
まずは、その状態を実現したいのであれば、とりあえず実現に全力を注ぐ。そして実際にそれが本当にいけないことなのか、自分で模索してみるのはいかがでしょうか。
たしかに「いけないことなのか」と不安に思う気持ちもわかります。
頭で考えることも必要ですが、まずは行動し、その経験をもとに考えることが大切だと思います。
そして、自分のことを一番わかっているのは自分ですね。
人によって、百人百様の様々なバックグラウンド・体験・トラウマ・想い・家庭環境などがあるわけです。
ご質問者さんが今まで生きてきた中での様々な体験や思いが絡み合い、紡がれ、それらが1つの言葉として表出されたのが「夢はセミリタイアして、好きな映画を見て、好きな時に旅行に行って、何かに追われることなくゆっくり過ごすこと」なのだろうと推察します。
(たとえそれが直感であろうとも、です。人間も動物です。直感というのは信じるに大いに値する動物的感覚だと考えます)
「人によって、百人百様の様々なバックグラウンド・体験・トラウマ・想い・家庭環境などがあるわけです。」と先ほど述べました。
それらの個人的なバックグラウンドを他人が全て知り得ることはまず不可能です。
家族や親友・配偶者が唯一その深淵に迫る機会があるというぐらいでしょう。
つまり、貴方のことを一番理解できるであろう人というのは、ほかならぬ貴方自身です。
「他人に理解してもらおう」というのは、自然な生理欲求とも言える「承認欲求」がある以上、他人に理解してもらいたくなるのもわかります。
しかし「自分の内なる声を聴けるのは自分」なので、他人に理解を求めるより、自分がまず明確な軸を通して根を張る方が良いと思います。
「自分は1度きりの人生で、なんとしてもこれがしたいのだから、他人が何と言おうとこれをやる」
これぐらいの意気で行ってよいのではないでしょうか。
「人を枠に当てはめる」、そして日本では「他国に比べてやたらゴシップ系のニュースが多いこと」というのは、良くも悪くも、ムラ社会から派生したであろう性質によるものかもしれません。
この性質や社会の雰囲気は、人が「画一化された生き方以外の生き方をしづらくなる」原因の1つになるかもしれません
私が夢に関する記事を書いた時、以下のようなメンションがありました。
私の夢は35歳で隠居して、余生は気ままにお家でゴロゴロして過ごすことです‼️
夢や目標は別に高尚なことや社会的意義を持つことかどうかに関係なく、ただひたすら自分が好きだと思えることで良いと思います😌
夢が高尚である必然性はないと思います。実際にその生活を送ってみて、なにかに気づいたら、その時にまた方向性を変えられます。
夢は高尚でないといけないという禁忌は存在せず、何かが決めているとすれば、それは「社会の空気」や「他人の目」、あるいは嫉妬を起因とした感情かもしれません。こういう空気が変わっていくと生きやすい社会になるかもしれませんね。
そもそも他人の夢を評価したり論じること自体が恐縮です。
なぜなら、その方がどのような思いでその夢に至ったのか、その深さを測ることができないからです。なので、下手なことは言えないのです。
もしかしたら大変なご苦労があったからこそ、その夢に至ったのかもしれない。
ですから、そもそも軽々しく人の夢や思いに対して、論じることはできないと私は思います。
結び
まず、自分が「自分の夢の説明会」でも開かない限り、他人が「あなたの夢の背景にあること」までは正確に汲み取れないという事実を心に留めておいても良いかもしれません。
更に申し上げますと、汲み取れない以上、それは同じ土台に立脚して議論をすることがそもそも困難ということになります。
そして、他人の意見にあまり左右されず、自分の確固たる信念があるなら、貫き通しましょう。逆に揺らぐようであれば、それは本当の自分の内なる声じゃない可能性を少し疑ってみても良いと思います。
いずれにしても、周囲の目を気にしすぎないことです。周囲の目を気にして下した意思決定は、後悔生むは必定。
ご参考になりましたら幸いです。
Best wishes to everyone!
夢を持とうと書きました。夢の軽重は人によって異なるので、もちろん「こうあるべき」という夢も存在しません。人によってその概念は違っていて良いのです。
自分の確固たる価値観があれば、岐路に立った際の道標にもなるでしょう。
お金は求めだすとキリがないのです。それより時間が大事。
コメント
今回のテーマ大変興味深いです。
高尚な夢=他人に納得され易い。と言う事でしょうか。
そうであると、自分のやりたい事すら、他人の目を気にする。とも言えるかもしれません。
勿論、他社との関係の中で充足を感じる人も良いとは思いますが、この考えに偏りすぎている様な気がします。