なにか事業を行う際、「プラットフォーム」の上で、あるいはそれを基盤とする形で行うことが多いと思います。ブログであれば、Googleがその1つですね。
「なんらかの目標を達成したくて、ブログなどをやっている」という方向けに、「プラットフォーマーであるGoogle、およびGoogleによるコアアップデートに依存しないためには、どういった観点が有用か」について、記します。
結論的には「SEOを第一義として書かない」ことです。結局これが本質的だと思います。
Googleコアアップデートの影響を受けない1つの方法
- ブログのアクセス数を増やしたい
かつ - Googleのコアアップデートの影響を避けたい
こういった方向けに対する1つの解として、「指名検索での訪問者を増やす」のを目標にすることを挙げます。
ちなみに、
- 検索キーワードに照準を定める
↓ - Googleの検索順位の上位を狙う
この手の手法は、Googleコアアップデートの影響に左右される上に、結果的に「その人(自分)でなければならない」要素を自らなくしていると言えます。
反対に、たとえば「本田静六」さんという本名またはハンドルネームの人が、「本田静六のブログ」を運営していて、「本田静六」という名前自体がビッグネームであれば、これは唯一無二のSEOであり、どんなコアアップデートがあろうが影響を受けません。
そして、本当にその人を知りたい人が、そのブログにたどり着く傾向が強まります。つまり、情報の発信者と受け手の意図もマッチングしやすくなります。
ですから、もし仮に「インターネットというプラットフォーム上で、なにかしらの目標を達成・実現するために、ポジションを取りたい」場合は、「検索キーワードを意識してなにかを書いたり目的・目標とすることは考えず、なにを伝えたいのか・なにがしたいのか」というもっと本質的かつ至極当たり前な部分に焦点を当てた方が、結局本来の目的に資すると思います。
結局、ライティングの技法などのテクニックに類するものや、検索順位を目的とすることなどは、枝葉の部分にとどまってしまいます。
どんなキーワードでもいいんですけど、たとえば「節約 おすすめ」というキーワードで検索順位が1位になっても、検索流入を増やしたい人にとってこれは長期的には本質的な意味が限定的で、「節約 ○○(人物名)」というボリュームが増えて初めてそこに意味が有機的に生じると思います。
「個」、つまり個人名やハンドルネーム等が介在していないと、結局プラットフォームに依存する形になってしまうからです。
で、これって最初からここを目標にするのは、あくまで次善策であって、最善策となるのは、結局上述した通り、なにを伝えたいのか・なにがしたいのか」というもっと本質的かつ至極当たり前な部分に焦点を当てるということです。
なんらかのプラットフォーム上で成し遂げたいことがあるのであれば、まずここを意識するとよいかと思います。
「目的」と「手段」。いつのまにか混同しないために。
- 支出の最適化にも、
- 株式投資にも、
どちらにも共通することですが、「目的」と「手段」を知らず知らずのうちに混同すると、結局長い目で見るとよくわからない感じの本末転倒なことになり得ます。
- 支出の最適化は、まず価値観に応じて経済行動を取捨選択するのであって、たとえば支出額を○○円減らす部分にこだわりすぎて価値観を尊重しない形になっては本末転倒です。
- 株式投資も、それがあくまで目的(たとえばFIRE・アーリーリタイア・じぶん年金づくり等)に到達するための手段ならば、投資の数字ばかり追いかけることに時間を費やしては本末転倒です。
Youtubeも根底にあるものは同じです。インターネット(・Google)というプラットフォームでやる以上は、Googleの影響は存在しますが、自分という個が確立していれば、どこのプラットフォームかは本質的な要素ではなくなります。横展開も、プラットフォームの乗り換えも可能です。
以前、以下のようなものも記載しましたが、根底にあるのは同じですね。
まとめ:なにかに依存しないような状態を構築する
これは、経済的自由・セミリタイア・FIREなどをめざす際にも通ずることですが、「なにかに依存しないような状態を構築する」という観点が極めて重要と思います。
なぜなら、依存すると、そこをピンポイントで突かれると脆弱だからです。脆弱な部分があると、自由が制限されます。
本記事で言うと、それは指名検索以外の検索流入、つまりキーワードを狙うようなやり方や、そこをKPIにしていると、結局プラットフォーマーであるGoogleのアルゴリズムに依存してしまう傾向が見られる、ということです。
ですから、もしなにかの目標を達成したくて、ブログなどで情報を発信しているのであれば、以上のような観点を持っておきたいところではないでしょうか。
参考になれば幸いです。
Best wishes to everyone!
依存症ビジネスに自分が属しているのかという観点も、日常生活で重要と思います。
こんなご相談もありました。