セミリタイア・FIRE達成への資産運用術・ポイント

セミリタイア・FIRE達成への資産運用術・ポイント

ご質問

題名: 資産運用の方針についてご相談です

メッセージ本文:
三菱サラリーマン様

いつもブログ拝見させて頂いています。資産運用に関して、とても勉強になります。

私自身もセミリタイアFIREを目指して、昨年より投資を開始しました。

仕事自体は嫌いではないのですが、組織に属することが疲れるので、週3程度勤務のセミリタイア生活に憧れています。

今までは貯金しかしていなかったので、色々勉強しているところです。
資産運用についてアドバイスを頂きたく、よろしくお願いします。

下記、基本情報です。

  • 30代前半独身男性(今後も結婚はしません)
  • 手取り50万+ボーナス150万前後
  • 固定費+変動費は毎月計20万円程度 → 残り30万円は投資と貯金
  • 貯金2,000万円程度

投資

  • IDECO、つみたてNISA
    毎月計5万円投資(3割国内INDEX投資、7割米国INDEX投資)
  • 米国ETF
    毎月計7万円投資(SPYD、HDV、VTI、VYM)
  • 個別株投資の予定はありません

月10万円程度の投資金額ではセミリタイアは到底無理なのはわかっているのですが、特に投資経験のない私は、どの程度投資すべきか悩んでいます。

貯金と給与のうち、どの程度を投資に回すのがFIREへの最低ラインでしょうか。独身ということもあり、多少のリスクは対応できます。

また、個別株には投資しない私の場合、米国に偏ったポートフォリオになるのですが、
それでも、収入や貯金の多くを投資に回してもよいのかも悩んでおります。

三菱サラリーマンさんが私の立場であれば、どの程度の金額をどこに投資するでしょうか。

投資は自己責任というのは承知しておりますので、参考にさせていただきたく、ご意見伺えれば幸いです。よろしくお願いします。

上記、誠にありがとうございます。組織に属すると、良くも悪くもいろいろありますよね。

週3勤務をするということは、金銭的な観点に加え、「週に何度か異なる世界を持つ」という意味で私生活にも好影響と思います。

それでは、以下回答申し上げますね。

まずiDeCoですが、ケースバイケースながら「セミリタイアやFIREには必ずしも向かない側面あり」と弊ブログでは整理しています。というのも、少なくとも60歳になるまで引き出せないという資金拘束性があるからです。(そのため私はイデコは利用していません)

私でしたらiDeCoに積み立てず、その分、米国株ETFへの積立額として増やします

貯金2,000万円をどうするか

次に、貯金についてです。

弱気相場やリセッションの過去平均期間は概して11か月です。そのため、それを1つの目安として今後10ヵ月程度をめどに貯金を積み立てる形が一案です。ただし、3年程度ではなく1年弱の期間で積み立てるのは、やや積極的な積み立て方ではあります。(ゆえに、投資経験者向けかもしれません)

よって、貯金のうち全てを投資に回さずに、半分の1,000万円を11か月~3年程度かけて積み立てる案が無理なく精神面にも配慮できる形となり、有力です。

これならば今の相場環境における積み立てにも一定の合理性があります(コロナショックで低迷する現在は中長期的に見れば積み立てたい局面、だいぶ反発したものの)し、現金比率50%を保つことで精神面への配慮も一定程度、可能です。

給与からどの程度を投資に回すか

次は給与です。

私ならば、目下の局面において、可能な限り給与から投資に回します。理由は上記の通り、中長期的には下押し局面でもありますし、米国株は長期的にやはり勝てる可能性が高いと思しき投資対象だからです。

つまり私であれば30万円を毎月投資にまわします。投資対象は上記挙げて頂いている以下のETFで特に懸念点は見受けられません。

  1. SPYD
  2. HDV
  3. VTI
  4. VYM

もし米国に偏ることが気になる場合は、VTで全世界の成長に賭けることも選択肢になります。

日本株は外国人投資家の過去の月間売越額を上回るペースでの日銀の買い入れ寄与度が大きく、短中期では妙味ありと思います。しかしこれはタイミングの影響が相対的に大きく、中上級者向きと言えます。

セミリタイア・FIREへの運用まとめとポイント

まとめます。FIRE・セミリタイアを論じるにあたって、決定的に外せないのは生き方であり、支出水準であります。

私はやっぱり「セミリタイア・FIRE」を達成の際にポイントとなるのは、資産額というより、生き方そのものにあると思っています。

もちろん資産もある程度は必要です。しかし生き方・支出水準次第では、本当に資産は「ある程度」で十分です

ですから、自分の心地よい支出水準を探る、あるいは心地よい生き方、そして種々の世界を持つ頻度(勤務形態もその1つの形)を探る、これがなによりも大きな分水嶺になると思います。

その意味でも、週3勤務を想定していらっしゃることや、家族構成などに鑑みると、支出水準次第ではセミリタイア・FIREは柔軟にたとえば1年後でも全然不可能ではないと私は思います。

セミリタイアやFIREを考えるにあたっては、資産額以外にも以上のような観点もあるとその後の生活のイメージやFIRE達成に際する軸に資するのでよいかと思います。

なお、今回のようなお題を含め、網羅的な形のものにて近くお示しできると思いますので、また告知させていただきますね。

ご参考になりましたら幸いです。

Best wishes to everyone!

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