【SRET】配当7%超、モーゲージリート主体の高配当ETF

【SRET】という世界リートETFのご紹介です。

配当利回りは8%近くありますが、その源泉はモーゲージREITです。

【SRET】配当7%超、モーゲージリート主体の高配当ETF

ご質問

三菱サラリーマンさん、はじめまして。いつもブログ楽しく拝見させて頂いてます。

また、三菱サラリーマンさんの生き方に大賛同し、いつか私も三井豚舎を抜けれるよう投資を拡大させようと日々努力しています。

さて、最近、SBI証券等で、SRETというモーゲージREITの新規取り扱いが開始されました。

配当利回り7%超、レバレッジがかかってはいるものの裏付資産は政府保証付きの住宅ローン、ということで高配当の割に、リスクはデットファンディングリスクと金利リスク位かなと思ってます。その対価として7%超のリターンは旨味ありと思い、今年のNISAで狙ってます。

因みにSPYD、PFF、ARCCは三井の豚の三本柱としてもう十分すぎる位投資してるので、次の柱を探しておりますところ、三サラリーマンさんのご意見を頂けると有り難く存じます。宜しくお願いします!

ご質問ありがとうございます。同じ豚?ということでよろしくお願いします。

SRETは最近、SBI・楽天・マネックス3社とも取扱いが可能になりましたね。

柱とするのはおすすめしづらいですが、サテライト的に活用するのは面白いETFだと思います。

SRETの特徴は以下3点です。

  1. 高配当の源泉がモーゲージREIT主体に起因
  2. 高めの経費率
  3. 高いトータルリターン

以下6項目を順に見ていきます。

  1. SRETの特徴
  2. SRETの基礎データ
  3. SRETの構成比率
  4. SRETの株価変動率
  5. SRETの経費率
  6. SRETのトータルリターン

1.SRETの特徴

まず、SRETの特徴をまとめると以下の通りです。

SRETの特徴
① 「高配当かつ低ボラティリティ」な世界のリート30銘柄へ分散
配当利回り7%超の高配当、源泉はモーゲージREIT
③ 毎月分配
④ 過去、市場平均より株価変動率低い
経費率高く、0.59%
トータルリターン良好

2.SRETの基礎データ

ティッカー SRET
名称 グローバル・X・スーパーディビィデンド®・REIT・ETF
資産運用会社 グローバルX
設定日 2015年3月
インデックス ソラクティブ・グローバル・スーパーディビィデンド®・REIT・インデックス
設定来リターン(年率) 9.0%
配当利回り(直近12ヵ月ベース) 7.96%

設定来リターン:2019年末時点、配当利回り:2020/1/23時点

SRETが連動を目指すインデックスは「ソラクティブ・グローバル・スーパーディビィデンド®・REIT・インデックス」と呼ばれる配当利回りが高く、低ボラティリティな世界のリート30銘柄で構成されたものです。

3.SRETの構成比率:金利上昇に弱いモーゲージREITが6割

SRET「Fact Sheet」(2019年9月30日時点)より

SRETは、モーゲージREITが約6割と過半を占めます。このーゲージREITが高配当の源泉です。

組入序列 社名 比率
1 INDEPENDENCE REA 4.4
2 ARBOR REALTY TRUST INC 4.0
3 STOCKLAND 3.9
4 GAMING AND LEISU 3.9
5 VEREIT INC 3.8
6 STARWOOD PROPERT 3.7
7 PENNYMAC MORTGAG 3.6
8 CHIMERA INVESTMENT CORP 3.5
9 KLEPIERRE 3.5
10 BLACKSTONE MOR-A(BXMT) 3.5

上表は組入れ序列ですが、うち2・6・8・9・10がモーゲージREITです。

モーゲージREITとは

モーゲージREITのイメージ図

モーゲージREITのイメージ図

モーゲージREITとは、一言でいうと、上図のように「投資家から集めた資金を元に借金または担保でレバレッジをかけて、モーゲージ債(住宅ローン債権を証券化した債券)を買い、その運用益・利息を投資家に分配するREIT」です。

モーゲージREITのリスク:金利上昇に脆弱

モーゲージREITは、結論的には金利が上昇すると資金調達分の利息負担が増加し、収益の減少要因です。

つまり、FRB利上げにより短期金利が上がると、モーゲージREITへの影響はネガティブです。

また、金利の上昇により、モーゲージ債の価格自体が通常の債券より下がる性質ゆえ、ダブルでネガティブ

モーゲージREITの特徴やリスクついては、以下記事をご参照ください。

4.SRETの株価変動率:過去実績としては低い

β値は0.63。S&P500が1%動く際に当該ETFは0.63%変動してきた過去実績を示します。

ただし、SRET設定日は2015年3月であり、実績としてはデータ少なく、本格的な金利上昇局面が期間中にないため、この低いβ値は参考程度と考えます。

5.SRETの経費率

0.59%と米国株における主要なETFと比べて高いです。0.5%以下が望ましい水準ではあります。

グローバルXの運用規模が大きくなれば、経費率の低下余地が出てくるかもしれません。

6.SRETのトータルリターン

青:SRET、赤:S&P500

直近やや見劣りしますが、税考慮なしの配当再投資込みトータルリターンは概してS&P500を上回る良好な推移を見せています。

今後の注目ポイントとしては、金利上昇局面でどうなるかです。

【SRET】配当7%超、モーゲージリート主体の高配当ETFまとめ

SRETについては、以下2点に集約されると思います。

  1. 高配当ながら金利上昇局面に弱い
  2. 高い経費率
  3. トータルリターンは現時点で良好

高配当は魅力的な7%超ながら、金利上昇に脆弱なこと、そして経費率が高いことがネックに感じます。

米国株は総じて株価が堅調な目下、全体的に配当利回りは低下中です。そういう時は、なおさら高配当な投資対象は魅力的に見えます。

とはいえ、あくまでポートフォリオの3%以下にする、あるいは利上げ局面以外で短中期的に活用するといった形であれば面白いと思います。

また、設定日が浅いためモーゲージREITに分散された当該ETFが、リーマンショックのような暴落時の値動きは不明なため、心の準備としては気になるところです。

FRBは現在利下げ中ながら、いずれ打ち止め、終わりは遅かれ早かれ来ると思います。以降はなかなかの変動率になることも予想しておきたいところです。

FRBも過剰流動性リスクは十分に認識しており、そう遠くない将来に政策方針を修正する動きが出てくることになるだろう。実際、NY連銀は1月14日、米国債などを担保に資金を供給するタームレポに関して、2月4日からこれまでの月額350億ドルから300億ドルに減額する方針を発表した。

(東洋経済オンラインより筆者一部加筆)

着実に脱豚舎に向けて、配当を積み上げていきたいですね。応援しています。

ご参考になりましたら幸いです。

Best wishes to everyone.

モーゲージREITについての詳細は、以下に記しています。

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公開日:

コメント

  1. 田中 より:

    いつもサイトを参考にさせていただいてます。三菱サラリーマンの影響受けて投資を始めた方も私以外にも数多くいらっしゃるかと思います。1つご提案ですが、オンラインサロンを開始されてはいかがでしょうか。三菱サラリーマンの考えに基づいて投資をしている数多くの同志がいると思います。そういった方たちの情報交換ができるとよいと思いました。具体的にはそれぞれの資産や運用収益等を共有しながらみんなで意見交換できるようなプラットフォームをイメージしています。

    • 大変有難いご提案をありがとうございます。
      サロンという形式は今まで考えたことがなかったので、新鮮です。
      そういったご要望は多いのでしょうかね。
      少しこっぱずかしいですが、ご参考になることであれば、検討に努めたく思います。

      • 田中 より:

        返信ありがとうございました。ぜひ検討をよろしくお願いします。

        資産運用の話のみならず、セミリタイア後の生き方など、サラリーマンであれば誰しも興味があるところかと思います。

        私で良ければお手伝いも可能ですので、ぜひご連絡ください。