【IBM】2019年決算。キャッシュフローは予想上振れ、配当性向は低水準。

【IBM】2019年決算。キャッシュフローは予想上振れ、配当持続性は問題なしと思しき水準。

IBM、2019年第4四半期決算の概要は以下の通り。

  • 市場予想は減収ながら、6四半期ぶりに増収
    巨費を投じて買収した「Red Hat」を含むクラウドおよびコグニティブソフトウェア部門の売上高が寄与。前年同期比8.7%増の72億ドル。
  • フリーキャッシュフローは、予想上振れ。
  • Red Hatで増大した債務は、減少継続。

株価は決算内容を受け、時間外で一時5%高と好感。

それでは2019年通年ベースで以下事項を確認します。

  1. フリーキャッシュフロー・配当支払い額
  2. 発行済み株式数の推移
  3. キャッシュフロー・債務状況・配当性向・自社株買い

フリーキャッシュフロー・配当支払い額

下図は2016年~2019年において、以下2項目を比較したものです。

  1. フリーキャッシュフロー
  2. 配当支払い額

2019年はフリーキャッシュフローは124億ドルと前年を上回る水準。3Q時点では会社予想120億ドルゆえ、上振れた形。ただし、2016年・2017年より低調。

IBMは増配続くも、配当支払い額が微増に留まっている理由は、2019年2Qまでの旺盛な自社株買い起因と推察。

発行済み株式数の推移

下図はIBMの発行済み株式数の推移です。

10年間で発行済み株式数は30%減りました。

概して毎年40億ドルの大規模な自社株買いを続けてきたことが、同社の特徴であり特長です。

キャッシュフロー・債務状況・配当性向・自社株買い

自社株買い

Red Hat買収に伴い、自社株買いは2019年7月9日から停止しています。ゆえに2019年は自社株買い額は前年までと比べて大きく減少。

2020年も自社株買い起因のEPS増は見込めないと想定。

配当性向(FCFベース)

フリーキャッシュフローベースの配当性向は、2019年通年で46%と問題なしと思しき水準。

債務状況

レッドハット買収で急増した債務は、2019年3Q時点で67億ドル減少、更に4Qで42億ドル減少。朗報と思います。

尚、IBMの最高財務責任者(CFO)James Kavanaugh氏は、以下の通り述べています。

Red Hatの買収が完了。強いフリーキャッシュフローと財務によって、2019年後半に多くの財務レバレッジ削減を実現。

決算発表を見る限り、確かにその通りであることを確認しました。

【IBM】2019年決算まとめ

  • 現時点ではFCFベース配当性向は依然問題なしと思しき水準。
  • 3Q時点で以下記載していましたが、順調な削減継続はポジティブ。
    「Red Hat買収により上表の通り巨額の債務が計上されており、肥大化した長期債務が今後も削減されていくのかが個人的に注目ポイントです。」
  • 長らく成長期待の低い銘柄ながら、買値以上の値で配当もしっかり吐き出してくれていれば、個人的には引続き現状OKです。

IBMは、ハイテクの中でもアマゾンやアップルほどの華々しさなき、すっかり地味銘柄ですが、引続き決算チェックしつつホールド予定です。

Best wishes to everyone!

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