本記事は「なぜ30代でセミリタイアを目指す(目指した)のか」というご質問について、セミリタイアを実行する約半年前の当時、4項目に絞って回答したものです。
- 第一義的には、人生が有限であるから
- 体力の充実した時期(少なくとも30代)に自由度を上げたい、会社の人事異動などに依拠せずに自分で主体的に人生を描きたい
- 実際にセミリタイアして自身がどう思うのか、何を感じるのかを人生の早い段階で客観的に把握しておきたい
- 親が元気なうちに、もっと柔軟に登山や旅行に行きたい
可及的速やかなセミリタイア理由として、4項目以外にも増えましたが、以下内容から大きく外れてはいません。
実際に達成した今でも、セミリタイアして本当に良かったと心から強く思い、深く感謝しています。
なぜ30代でのセミリタイアを目指したのか
夜分遅くに失礼します。
人生に迷って色々ネット検索していたところ、こちらのブログに辿り着きました。
最初は同じ三菱系サラリーマンの方のブログということで読み始め、読み進めていくうちに、
仕事や人付き合いに対する考え方、
- 「30代」、
- 「中国留学経験者」、
- 「親を大事に」
等々、なんだか親近感を憶えることが多く、すっかりファンになりました。
自分と同年代で、しかも三菱系のサラリーマンで、考え方は共感できるのに、自分と違って行動力と結果を出している方がいることに、感動とショックを味わってます。
と、ここまで長くなってすみません。。ここ数年で1番の衝撃だったため、伝えずにはいられなくなりました。
私は今中国に駐在しており、株やセミリタイアに興味を持ち始めたのは最近なのですが、こちらのブログを参考にしながら、私も現地で始められる株取引を始めて、経済的自由圏を手に入れられるように頑張ります。
ようやく全記事読み終わり、同じ三菱
ブログを読んでいて疑問に思ったのですが、三菱サラリーマンさん
三菱サラリーマンさんが考える、早めにリタイアしたい理由を教え
ご質問ありがとうございます、大変恐縮です。結論から申し上げますと、以下のような理由になります。
- 第一義的には、人生が有限であるから
- 体力の充実した時期(少なくとも30代)に自由度を上げたい、会社の人事異動などに依拠せずに自分で主体的に人生を描きたい
- 実際にセミリタイアして自身がどう思うのか、何を感じるのかを人生の早い段階で客観的に把握しておきたい
- 親が元気なうちに、もっと柔軟に登山や旅行に行きたい
上記のとおり、お金・資産額は理由に含まれていません。
資産額については、セミリタイア以前は気にしてました。しかし今はその優先順位が著しく下がっています。それだけ今の生活に満足しているということなのかもしれません。
人生は有限であり、ステージごとに同じ事象でも捉え方や可能性は異なる
「なぜ私が30代(30歳)で是が非でもセミリタイアしたいと思っている(いた)のか」ですが、これは人生が有限だからというのが第一義的な回答になります。
人生が無限であれば、30代にこだわる必要はありません。仕事でさらに経験を重ねた後でも良いでしょう。
しかし人生は当然ながら「終わり」が待っています。人はすべからく、あまねく、死に向かって激走していると言っても過言ではありません。
明日死ぬかもしれませんし、1年後に死ぬかもしれない、これは誰にもわかりませんが、少なくともその可能性は常に傍らにあり続けます。
幼少期に身近な人を亡くしているので、「死」に対する感度が他の方々よりも、もしかすると敏感なのかもしれません。
ふとしたときに”終わり”を意識するので、あまり漫然と過ごしたくはないという思いがあります。
なので、今まで人生の先輩の方々の話には注意を払って、興味を持って、聞いていました。自分より長い人生を歩んでいる以上、まず間違いなく多くのことを経験なさっているからです。
人生の大先輩の方々の話を注意を払って、興味を持って拝聴することは、多くの気づきや考察を与えてくれるきっかけにもなったと思います。印象に残っているのは「若いというだけで価値がある」との言です。
「①自由・②体力・③お金」という3要素がありますが、それについて以前よく思いました。
- 学生時代は自由があるがお金がない。
- 社会人はお金はあるが自由がない。
- 老後はお金はあるし自由もあるが、体力は落ちる。(※ただし、個人差あり。私は体力維持にもリソースを割きたい)
もちろん例外もありますが、概してこういう傾向自体は一定程度あるでしょう。そして人生は勿論この3要素に留まらず、もっと大切なこともあります。あくまでこの3要素に絞ると、ということですね。
私はやはり体力のある時期(少なくとも30代)に自由度を上げたいという思いがあります。
そして1度きりの人生なので、自分で人生を描きたいという思いがあります。何かに依存したり、受動的である状態はあまり好みません。
ましてや細則に縛られたり、出る杭が打たれたり、というのも好みません。また、どこで働き、どこに住み、何をするのか、これらは自分で決めたいのです。
一方で、サラリーマンの経験は無駄であるとは思っていません。サラリーマンという生き方を否定するつもりもありません。何事も経験しておくに越したことはないと思っています。今でも「サラリーマン時代の経験が活きたなぁ」と思う時があります。
そして、時間は時として残酷です。親とて、寄る年波には抗えません。親も一年一年老いていきます。
「せっかく親孝行したくとも、しようと思った時には、親は既に老い、旅行もままならず」という事例も目にしています。老いを迎えると、子供との素敵な記憶になるような体験を、親は望みます。それは子として完遂したいところですよね。親がいなければ生を授かっていません。
まとめ
さて、端的にまとめるならば、突き詰めて言えば、「人生における優先順位を考えた時に、サラリーマンよりほかにやりたいことがある。そして自由になった状態で自分が何をし、何を感じるのかを人生の早い段階で把握しておきたい」ということでもあります。
ある程度やることが与えられているのを心地よく感じる人もいれば、そうでない人もいて、様々です。
各々の嗜好や価値観に応じて、人生のどの段階で、何を目指すのか、あるいは特段何も目指さないのかも、様々です。
「こんなこと考えてるやつおるんや(笑)」ということで今後ともお付き合いいただけますと幸いです。
私はやっぱり、自分が考え抜いてたどり着いた結論に、そしてその一歩目をまず実現できたことに、とても有難く思います。
ぜひ、日本でも多くの方々がそのような生活を実現できるよう、なにかお手伝いになると思しきことに取り組み中であります。
Best wishes to everyone!
妻子持ちの場合のセミリタイアに必要な資産額についてご質問頂いた際の回答です。金額はあくまで副次的ではあります。
連休は必ずセミリタイア熱が高まったものです。大型連休でシミュレーションするのも良いでしょう。
セミリタイアにはリハーサルも必要です。
コメント
はじめまして。三菱サラリーマンさんのブログを見て、去年から楽天証券で
投資信託 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) を積み立てするようになりました。
これからもブログ楽しみにしてます!