株式投資で大切なのは、まず運用資金を増やすこと

株式投資や米国株に対する期待値を高くしすぎると不味

人間はとかく安易な方向に走りがちです。

ダイエットをしていても、「今日だけはご褒美♡」ということでアイスクリームを食べてみたり。

良いですよね、そんな日があっても。別に何事においても完ぺき主義を目指せと言っているわけではありません。

一方で、一定の目標があり、そしてそれを愚直に、ただひたすらに、完璧主義的に目指す人の方が、そうでない人よりも目標に到達するのは当然ながら早くなり得ます。

ひとつひとつの行動が人生を形作っているわけですから、それは良い悪いは別にして真であることはままありますよね。

とかく安易な方向に走りがちなのは、一部株式投資も同じです。巷には「私はこれで資産を○倍にしました」という情報が溢れていますが、それに夢見るのはいささか盲目的かもしれません。

更に、FXやCFDを推す媒体もありますが、確かにそれ自体を否定するつもりは毛頭ありませんが、私ならば勧めるのに躊躇します。

レバレッジ系は人を魅了するに十分であり、使い方によっては大きなリターンも得られます。玄人には有用でしょうが、「自分の家族に勧められるか」という観点で言うと、とても勧められません。

家族に勧められるかという観点からも及第点になり得るのは、株式投資、特にETFでしょう。

とはいえ、その株式投資に期待して良いリターンは概して5〜6%程度と見積もるのが現実的かつ保守的な値でしょう。私がシミュレーションに使う期待リターンは概ね5%です。

税引後配当利回り4%のポートフォリオを作れば、年に株価が1%上がれば5%は達成可能です。

株式投資や米国株・そして人間関係も共通点があると思いますが、何事も期待値を高くしすぎると、それは落差の幅となって当人に覆いかぶさり、当初プランが崩れることにもなり得ますよね。

個別銘柄やETFでリターンを追求するも良し。ただ、分水嶺となるのは原資や入金力の大きさか

それでは、株式投資の期待リターンを5~6%と想定しておくということは、実際にどういうことが導出可能でしょうか。

例えば、私は自身が実践している毎月の入金投資法を推奨しているわけですが、以下2パターンを比較してみましょう。

  1. 23歳から毎月3万円(年間賞与20万円)を積み立てる人、
  2. 23歳から毎月10万円(年間賞与40万円)積み立てる人、

株式投資を仮に年率6%で続けていくと、両者は40歳時点で以下これだけの資産額の違いとなって大きな差異が生じます。

  1. 23歳から毎月3万円(年間賞与20万円)を積み立てる人、
    → 1,675万円
  2. 23歳から毎月10万円(年間賞与40万円)積み立てる人、
    → 4,785万円

そして、仮に①の人が②の人と同じ資産推移を達成するには年率16%以上のリターンが必要になります。

30年間、年率16%以上のリターンを達成できる人はほぼいないと言って良いでしょう。

弊方含めた凡夫がそんなところを目指すことに労力をかけるのはあまり好ましいとは言えません。

  1. 米国株は手数料が日本株より高いとか、
  2. 税金が10%現地で徴収されるため手取りの配当金が少なくなるとか、
  3. 高配当株はトータルリターンがどうとか、

微に入り細に入れば種々あるんですけど、私はそれよりも

「もっともっとインパクトが大きいのは毎月の資本投下をいかに大きくできるか」

もうこれに尽きると思っています。

なので、確かに「投資に詳しくなって、リターンを1%でも上げようとする」のはそれはそれでもちろん素晴らしいことなんですけど、よほど才能がある人以外はリターンを劇的に上げることができる可能性は多寡がしれているかもしれませんし、そこに再現性はさほど期待できませんし、そこに賭けるのは少々リスキーかなと思っています。

米国株やVYMなどのETFは確かに一番推せる投資対象です。しかしそこに過度な期待を持って良いかというと別の話です。

それよりも、毎月のキャッシュフローをいかに大きくするか、そこに全精力を注力すべきだと私は考えます。

副収入の構築や、倹約という非常に基本的な方法論ですね。

あるブログとの邂逅

私が数年前に目にしたブログが1つあります。その方は医療関係に従事なさっている方であり、配当収入は税引後で1万ドル以上ありました。

それを見た瞬間に、「これだ」と思いました。

そのたった1つの事実に、資本主義の全てが凝縮されているような気がしました。

結局それなんです。その方のように配当収入が税引後で1万ドル以上あるような状態になったら、むしろお金を減らすことの方が難しいでしょう。

配当収入が税引後で月単位1万ドルあるということは、元本は確実に3億円ぐらいあるでしょう。

おそらくその方にとっては、リターンが3%であろうが4%であろうが、さほど気にならないはずです。

確かにトータルリターンを上げることは大事です。1%でも多い方が良いに決まってます。しかし一方で、元本が仮に100万円では1%上げても1万円しか変わらないという事実もまた真なり、であります。

この事象をどう受け止めるかということです。

言えることはやはり、原資の多寡が大きな分水嶺になるということです。あともう1つは、自分を律せるかという点でしょう。その2つがすべてを決めると言っても過言ではありません。

いくら多額の資金があろうと、自分を律せなければ雲散霧消と相成ります。

以上のような観点も踏まえ、株式投資と向き合ってみてはいかがでしょうか。

Best wishes to everyone!

冒頭で少し触れましたが、家族にFXは勧められません。特に一部高金利通貨はリスク管理ならびに注意が必要です。

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CFDもレバレッジがかかったものですから、手練れな方が上手く運用すれば大きな果実を得ることは可能です。しかし、「家族や近しい人に勧められるか」という観点で言えばそれは否です。

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