株価下落に備えて、株式比率を落としてリスク回避すべきか

株価下落に備えて、どう対策するのか

投資家があまねく一度は考えた命題かもしれません。

以下ご質問を頂きましたので、「株価下落に備えての投資行動」について改めて考察してみたいと思います。

こんにちは。いつもブログ愉しく読ませて頂いています。

質問させてください。今までの相場は、かなり良い地合いが続いていました。

今後株価下落が遠くないうちに来ると思いますが、ポジションはどのようにお考えですか?

配当をもらうために耐えるか、それとも売却してポジションを軽くするのかなどお考えが気になりました。

ご質問、ありがとうございます。

結論としては、私個人の方針としては、今まで通り「生活費を超えるキャッシュフローがある限り、毎月株式を買い付けていく」予定です。

ただ、以下留意する必要があります。

いくら銘柄を選別しても資産価値の大幅な毀損リスクは常に在り

いくら優良と言われてきた銘柄であっても、時代の流れ・外部要因等で半値以下になることは十分あり得ます。

実際に過去リーマンショックの時もそうでした。

①【JNJ】34%下落

例えば、ディフェンシブ株の雄、ジョンソンエンドジョンソン【JNJ】はリーマンショックで以下チャートによれば、53ドルから35ドルまで34%下落しました。

②【VZ】48%下落

同様にディフェンシブとされる通信セクターのベライゾン【VZ】もリーマンショックで25ドルから13ドルと約半値に暴落しました。

③【VYM】56%下落

例えば米国株の代表的なETFである米国高配当株ETF【VYM】も、40ドル → 17ドルと半値以下に暴落。

つまり、米国株の代表的な銘柄を保有しているといえど、投資家は常に「今ある株式資産が半値、あるいは半値以下になるリスクと隣り合わせである」と言えます。

そして、2018年9月時点では、景気拡大期が10年に及ぶ中、景気後退局面はサイクル的には確実に迫っているでしょう。

長短金利差の接近に加え、債務比率の高まりや、ジャンク債の低利回り化の揺り戻しという形で資産価格の調整局面は、ひたひたと近づいている可能性は無視できません。

下落に備えてリスク回避するのか、株式積立を継続か

こういったマクロ環境の中、投資家はどう行動することが望ましいでしょうか。

リスク回避 or 株式積立1.株式などのリスク資産を売却し、キャッシュ比率を高める
2.株式比率を下げ、債券比率を高める
3.従前通り定期的に株式を積み立てる

1や2はいずれもリスク回避的な行動としては真っ当であり、暴落に対する耐久力は上がるため、有力な一手です。

ただ暴落はいつ来るのかは、精緻な予測が困難です。

記憶に新しい2018年2月上旬の下落局面では、そろそろダウは危ないと言われ続けている中、実際にダウ平均は15%下落し、日経新聞始め各紙が一面に「ダウ暴落」とセンセーショナルに報じながら、結局半年で値を戻しています。

個人的には、生活費を超える定期的なキャッシュフローがある限りは、やはり「3.従前通り株式を積み立てる」という方針を採ります。

市場に居座り続けることを是とし、配当金収入という最も手のかからないとも言える所得を愚直に積み上げることで、暴落の際に買い増す余資も同時に積み上げる形です。

これは過去帰納的に見れば「吉」と出る可能性は高くあるものの、一方で過去と未来は必ずしも連続一貫性があるものではありませんし、未来に向けて吉と出るか凶と出るのかはわかりません。

もしかすると今後10年間長期停滞相場が続き、現在の含み益が一転含み損になり、それが拡大しながら泣きながら配当再投資をして縮み上がっているかもしれません。

しかしそれもまた人生。母数の少ない経験にはなるでしょう。

少なくともその間も配当が吐き出されるたびに一部利益確定となり、再投資することで株数は増えていきます。

まとめ

リスク回避 or 株式積立1.株式などのリスク資産を売却し、キャッシュ比率を高める
2.株式比率を下げ、債券比率を高める
3.従前通り定期的に株式を積み立てる

ということで、上に一般的なリスク回避行動を2つ挙げましたが、これらが最も受け入れられやすい方法論かと思います。

3は少し前衛的というか、先述したリスクもそれなりに包含されますから、コンサバに述べるならば、それを承知で行うのが大前提という感じでしょうか。

ご参考になりましたら幸いです。

Best wishes to everyone!

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公開日:2018年9月30日