【IBM】1Q18決算は、フリーキャッシュフローと配当支払額が拮抗

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【IBM】2018年第1四半期決算

IBM(International Business Machines Corporation)の決算が発表されましたので内容を確認してみましょう。

売上高のアナリスト予想と結果は以下の通りです。

  • 予想EPS(1Q):2.42
  • 結果EPS(1Q):2.45

  • 予想売上高(1Q):18.8億ドル
  • 結果売上高(1Q):19.1億ドル

  • 予想EPS(通期):13.83
  • 結果EPS(通期):13.80

  • 粗利益率:43.8%→43.2%(前年同期比)
  • フリーキャッシュフロー:120億ドル(通期ガイダンス)

戦略的事業は前年同期比10%の増収で、売上高の47%を占有しています。

クラウド事業は前年同期比14%の増収になりました。

粗利益率は前年同期の43.8%から43.2%に悪化しました。

7.7億ドルの自社株買い、7.1億ドルの債務返済を実施しました。

配当支払を上回るフリーキャッシュフローが創出されているかチェック

配当支払額をフリーキャッシュフローでまかなえているのかをチェックします。

配当収入をKPIとする以上、株主へ支払われる配当金の持続性に疑義が生じてしまうと目算が狂うことになりますから、要チェックです。

IBMの場合は、有形固定資産だけではなく、ソフトウェアという無形固定資産にも投資していますから、投資キャッシュフローを算出する際には「Investment in software」という項目も投資キャッシュフローに算入する必要があります。

例年100億ドルを超えるFCFが創出されていますが、営業CFは2013年以降ほぼ横ばい。それに対して配当支払額は自社株買いも行っていますが、連続増配に伴い増加。

2018年1Qを見ると、FCF13億ドルに対して配当支払額が14億ドルであり、配当支払額がFCFを上回ってしまっています。更に、通年と比べてキャッシュフローの各項目の値が非常に小さいことがわかります。

通期フリーキャッシュフローは120億ドルが見込まれているので、まず問題ないでしょう。念の為、これが1Q特有の現象なのかチェックするために、前年同期比と比較してみましょう。

問題なさそうですね。

前年同期比でフリーキャッシュフローは増えています。第1四半期は去年もフリーキャッシュフローと配当支払額が拮抗しています。

過去見る限り、同社のキャッシュフローは2Q~4Qにかけて、配当支払額を上回って伸長していく傾向にありそうです。

配当支払は問題なし

ガイダンスでの予想フリーキャッシュフローは通年で120億ドルに対し、1Qの配当支払額は14億ドルですから、通年の配当支払額の倍額程度はフリーキャッシュフローが創出されることになります。今年の増配を加味しても、配当は問題ないですね。

過去を見ても、経常的にフリーキャッシュフローが安定的に創出されています。

【IBM】今年は4.7%増配!23年連続増配へ。

IBMから今年も増配のニュースです。

四半期配当は1.50ドルから1.57ドルへ4.7%の増配となりました。ここ数年は例年0.1ドルずつの増配でしたので、増配ペースは若干鈍化しました。

【IBM】増配率推移

年間配当の増配率推移は以下の通りです。

保有しているだけで受取配当金が毎年増えていくのは非常に有難いです。引き続き保有して配当を再投資していきます。

Best wishes to everyone!

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