2018年1-3月期、決算内容は特に危なげなし
上図はエクソンモービルの営業キャッシュフロー・投資キャッシュフロー・フリーキャッシュフロー・株主への配当支払額を過去5年間にわたってグラフ化したものです。
※データ元は全て「エクソン・モービル IRレポート」
私は毎月の配当金によるキャッシュフローを重視していますので、決算内容は基本的に配当支払の持続性に注目します。その際に有用なのがキャッシュフローと配当支払額の比較です。
営業活動で稼いだお金から、有形固定資産などへの追加投資などで使って、手元に残って自由に使えるお金がフリーキャッシュフローです。
グラフの一番右、2018(1Q)の部分を見て頂けるとお分かりのように、フリーCFが配当支払額の2倍近くあります。去年に引き続き直近稼いだキャッシュで配当が十分まかなえている状態を示しているので、配当支払に危なげはありません。
逆に原油価格が低迷していた2015年・2016年においては、フリーCFで配当支払をまかなえていません。借入金や手元キャッシュを用いて配当支払を行っていたということですね。
ちなみに今期はその余ったお金で、33億ドルの配当支払の他に19億ドルの負債返済、4億ドルの自社株買いを実施しています。
【XOM】連続増配年数は36年へ!
Exxon Mobil hikes dividend by 6.5 percent to $0.82 quarterly. $XOM
— dividend hike (@dividendhike) April 25, 2018
更に、例年通り増配も発表されました。四半期配当の増配率は6.5%で、連続増配年数は36年になりました。
年間で見た増配率の推移は上図の通りです。ついに増配率が上向き始めましたね。
こうして何もしなくても毎年受取配当金が増えていくのは、連続増配銘柄ならではの良さですね。まさに不労所得といった感じです。
春のこの時期は、保有銘柄から続々と増配が発表されるのでありがたい限りです。
引き続き高配当銘柄に毎月投資してまいります。
Best wishes to everyone!
エクソンモービルの銘柄詳細については、こんな記事も書いてます。
過去の増配についてはこちら。