【PFF】iシェアーズ米国優先株式ETFは毎月お金を生む
2016年後半から給与の8割を米国株・米国ETFの購入に投じ続け、断続的にまずPFFの株数(口数)を増やしてきました。
その後、ややポートフォリオがPFFに偏っていたため、現在は毎月130ドル程度の分配金が見込める口数まで減らしています。
PFFは計算できる安定のインカムゲインで、値動きも安定的
上の記事で示した通り、PFFの分配金は安定的で、計算できるインカムゲインとなっています。
更に、PFFはリーマンショックの際に暴落した為、いくら債券的な位置づけである優先株式で組成されたETFであるPFFでも、株式が暴落した時はPFFも暴落するというのが定説でした。
しかし、以下の記事で示した通り、
2018年2月の株式市場暴落時には、連れ安にはならず安定的な値動きをしました。つまり、一定のディフェンシブ性が示されたことになります。ただ、金融危機に脆弱なことは、やはり留意しておきたいところです。
そんなPFFについては、毎月分配金が安定的に出るため米ドル自動発生装置と位置付け、その分配金を米国優良株に再投資していきます。
分配金は安定的も微妙に漸減か
ただし、米国株投資家の中では言わずと知れた米投資会社ブラックロックによるETFである、iSharesシリーズの割には、優先株式のインデックスと10%程乖離しているんですよね。良い方に乖離しているのであればよいのですが、Indexより10%低い値でこの1年間は推移しています。
分配金もここ5年間では微妙に漸減傾向にありますので、そこが気になるところではあります。とはいえ、分配利回りは現時点で6.0%程度と非常に魅力的であり、値動きも安定しています。
当該ETFは、投資家に人気の毎月分配型ETFであり、私の数年後の配当金生活のポートフォリオの一翼を担う金融商品だと思います。
2016年・2017年のNISA枠は結構PFFに投入しています。とはいえ、あまりポートフォリオがPFFに偏るのもいただけないので、PFFの購入は一旦打ち止めとして、他の銘柄に振り分けていきます。
お金の自動発生装置である不労所得
毎月分配型というのはやはり魅力的なものなのでしょう。例えば投資信託でも、悪名高い毎月分配型の高手数料の投資信託というのは、今でこそ金融庁の指導などもあって、資金が流出しています。
しかし、高齢者にとって毎月分配というのは年金代わりにもなり、非常に魅力的に映ったこともあり、信託報酬や手数料に敏感でない多くの方々が購入していたのも事実です。
PFFは信託報酬が0.47%であり、ギリギリ許容できる範囲内です。PFFはやはり金融危機でない限りは値動きが安定しており、毎月の分配金も安定しているので、ポートフォリオの5~10%以下までならば、悪くない金融商品だと思います。ただし、あくまで金融危機に脆弱です。
Best wishes to everyone!
米国には他にもVTIやVYMといった優良なETFがあり、VTI・VYM・PFFで比較してみた記事も良ければご参照ください。