「飾らないこと。それがいまの私にとって、きれいに生きること」―草笛光子『きれいに生きましょうね』
昨年、映画『九十歳。何がめでたい』を観ました。
90歳を迎えた草笛光子さんが主演で、迫力ある演技で印象的でした。旅先で観た、思い出深い映画です。
すると先日図書館へ行くと、草笛光子『きれいに生きましょうね』と出会ったのです。

「これは」と思い、すぐさま借りました。
本書の印象的な文章を引用し、私見を交えます。
飾らないこと
飾らないこと。それがいまの私にとって、きれいに生きること。
女優人生も私の人生も、あともう少しで終わりでしょうから、歯に衣着せないで、言うだけのことを言って消えていこうと思っています。
飾らないこと。なかなか若いうちは難しいものですよね。老境に入り、老い先を考えたからこそ、その境地に至ったのかもしれません。そういえば出口治明さんも「飾らないことを大切にしている」といった趣旨のことを著書で記されていました。
「人によく思われたい」と思うことの是非
「人によく思われたい」と思うのは、一般的に見られる性(さが)かと思います。私も今なおそうした面はあるはずです。しかしやっぱり捨てたほうがいいですよね。
人によく思われたいと思うからこそ、自慢したり、人前で緊張したりするわけですよね。
基本的に人生で無駄なことはないと思いますが、以下は無用なのかもしれませんね。
- 過ぎたことをくよくよ考えること
- 「人によく思われたい」と思うこと
②って他人からすると、はっきりそうとわかると思うんですよね。「あ、この人いまそれかな」って(笑)
なかなか完璧にとは参りませんが、気をつけないとなぁと思いますよね。
年齢と人間性
人生の先輩、とくに老境に入った人が何を思い、どう生きようとするのか、その姿勢に深い関心があります。そうして今まで「人生のヒントになる智慧」を授けてもらったように思います。
諸事を見ていて思うのですが、年齢って本当にただの数字なんですよね。とくに齢35も越えれば、どう生きてきたかが如実に表れてくるように思います。
ちやほやされてきた人、自分本位な言動が許されてきた人、お金を出して遊んで満足する人、挫折を知らない人。難局を切り抜けてきた人。いろんな人がいます。
土壇場で如実に出ますよね(もちろん私をふくめ)。
年を重ねてより大切になるのは、やはり人間性なのだと思います。この点自身は精進の余地は万里とあります。
我が子は、どこへ行っても可愛いと言われます。たしかに欲目なしにもそう見えます。しかし「ちやほやされること」と「天狗になること」は隣りあわせであるように思うのです。
事あるごとに、そうしたことを子に教えるのも、親の責務であるように思います。
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