配当収入(2026年3月)
波乱の3月も終わってみれば下落分をすべて埋め、日米株式は最高値を更新。日経平均・TOPIXに至っては年初の水準を割ることもありませんでした。
ということは、現金を待機させずに年初から株を持ち続けていたほうが資産が増えた計算になります。「インフレ時代は株を多く持たざるを得ない」という言説に支援的な結果となっています。
3月:INPEXが寄与
| 銘柄名 | 受取額(円) |
|---|---|
| INPEX | 122,654 |
| 日本ビルファンド投資法人 | 24,540 |
| 立川ブラインド | 22,922 |
| ヤマハ発動機 | 14,156 |
| バリューHR | 6,554 |
| TOYO TIRE | 5,578 |
| グローバルX 米国優先証券 | 3,293 |
| 米ドルMMF | 420 |
| SBI欧州高配当 | 275 |
| 合計 | 199,972 |
上位3銘柄の購入経緯と結果を記します。
INPEX

INPEXは2025年5月におよそ9年ぶりに買い戻し。1,956円で2,200株、NISA枠1,981円で700株の準主力銘柄。
購入当時は欧米の同業他社(米コノコフィリップス、米オキシデンタル)に比べPBRが半分以下、0.4倍台でした。低PBRが株価上昇によってきちんと修正された一例。
先般の原油高騰時にINPEXの株価も高騰しました。全体的な株安局面でもINPEXのような逆行高の銘柄があると、心理的な下支えが期待できようと思います。
オイルメジャーや総合商社もそうですが、油田・ガス田の上流事業(探鉱・開発・生産)を営む企業の株価は原油価格と相関性があります。資源価格が高まりやすいインフレ時代と相性がよいセクターのひとつ。
同様の思惑で住友金属鉱山も買っていましたが、INPEXとは対照的に拙速に利確。INPEXのような当時配当5%の高配当株は「配当をもらい続ける」ことを主眼にできるので握力が自然に高まります。
日本ビルファンド投資法人
底値で購入できた背景として、Jリートは買い目安が比較的明解であることが挙げられます。特に三菱・三井系(日本ビルファンドも三井不動産系)など大型Jリートは分配利回りがある程度のクッションとなり買い時の目安になります。
当時分配利回りが同法人にしては最高水準の4%を超えていたので購入(上図ご参照)。購入タイミングを計る際には分配利回りが参考になりやすい一例です。
三菱地所物流リートや、GLPリートなどでインフレ率を上回る増配が相次いでいます。「安定した高配当」と「資産クラスの分散」を目的とする場合にJリートは選択肢になるかと思います。
立川ブラインド
ほか立川ブラインドはトランプ関税ショックの時に買い、先般は大増配+株価上昇。低PBR高配当株が株主還元の強化をともなって評価される典型的な推移となっています。
最近は、(減配がない前提で)配当利回り5%超の「ホンダ」を購入。
配当金の性質
拙著『本気でFIRE~』『#シンFIRE論』のとおり、配当金は投資元本(株主資本)の払い戻しです。一方、経済的自由の達成度が見えやすく、気前よくお金を使いやすいですね。
不確実な相場において、配当金は株価という上下動の激しい数字とは異なり、定期的に入金されるという確かな実感を与えてくれます。この精神的なゆとりは、暴落時の投げ売りを防ぎ、長期投資を可能とする防波堤になります。
年間配当金
- 2016〜20年:配当積み上げ
- 2021年:増配株主体に
- 2022年:利益確定、ゴールド、空売りなど
- 2023年~:日本株中心日本株に中長期的に期待できると思う理由 私が今年に据えた中長期的な投資方針は、 妙味を感じる日本株の個別銘柄を、中長期目...
今年も過去最高を更新しそうです。近年の日本株は増配率が高まっているので、株を持ち続けているだけでも配当が積み上がります。
累計配当金(税引後)
配当金の魅力
- 資産額より変動が少ない
=心地よく続けやすい - 株式を買うほど積み上げられる
=高いモチベーションを保てる - 経済的自由度(配当金÷生活費)が何%かわかる
=経済的自由に近づいている実感を持てる - 配当は株価ほど下がりにくい
=暴落を耐えやすい
拙著『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』に体系的に詳述
経済的自由への道筋
資産形成の要諦は以下に集約されると思います。
明日は給料日。収入の8割をせっせと株式買付にまわす単純な作業。そうして配当収入の綺麗な右肩上がりのグラフが描かれていく。いかに若年期に投下資本を蓄積できるか、もうそれに尽きるんやで。
— 穂高 唯希|新刊 #シンFIRE論 (@FREETONSHA) May 24, 2017
- 給与から株を買う
- 配当金が増える
- 増えた配当金と給与で株を買う…
入金力を高め、以上を繰り返すことで、自由度の高い人生を得る一策となり得ます。
① 投資元本を確保する
収入を増やし、支出を減らす
② 配当金というキャッシュフローを得る
株式を買う、配当を再投資

FIRE達成までの推移
金融資産3,000万が1つの分岐点と思います。3,000万円あれば月10万円の配当金を作ることは可能。このキャッシュフローが出来だすと、お金の重要性や考えに変化が生まれ、時間とお金と健康について思考を深め、新たな生き方を模索するきっかけになりますし、セミリタイアが夢物語ではなくなってきます。
— 穂高 唯希|新刊 #シンFIRE論 (@FREETONSHA) August 23, 2019
「現行の近代資本主義の継続」等が前提にはなりますが、収入を増やし、人生の自由度を上げたい際に、配当金の積み上げは有効な一手になるかと思います。
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配当積み上げに関する回答の一例です。
グラフ化することで、意欲が保たれやすくなります。

