「結婚前に資産額は伝えるべきか」というご質問に回答します

以下ご質問をいただいています。
題名: 結婚前に自分の資産額は伝えるべきか
メッセージ本文:
お世話になっております。
地方で国立大学の事務をしている者です。今年で30歳になります。
地方公務員から転職しており、現在の年収は500万円前後です。
大学生の頃から貴ブログを見ており、社会人1年目から三菱サラリーマンさんの生き方を見習い、節約と投資に励んできました。
何度か質問にもご回答いただき、その際は大変お世話になりました。
相場が好調だったこともあり、現在の金融資産は5000万円ほどあります。
当初は独身でfireしようかと思っていましたが、あまりの孤独(資産形成する上で人間関係への投資を怠っていました)に耐えかね、結婚相談所に登録をしました。
結婚相談所では年収は公開されますが、資産額は公開されません。おそらく、年齢•年収から私の資産額は想像できないかと思いますが、
- もし女性と結婚前提の付き合いをすることになった場合、資産額は包み隠さず伝えた方がよいでしょうか?
- 三菱サラリーマンさんはご結婚されているとのことですが、結婚前に資産額はお伝えしていましたか?
あてにされても困る反面、夫婦になるのであれば包み隠さず伝えるべきなのかなとも思っています。
お手数をおかけしますが、ご回答のほどよろしくお願いいたします。
昔から弊ブログをご覧いただきありがとうございます。よき影響となっていましたら幸いです。
「独身FIRE」という選択
独身でfireしようかと思っていましたが、あまりの孤独(資産形成する上で人間関係への投資を怠っていました)に耐えかね、結婚相談所に登録をしました
そうですね。独身FIREは、経済的には自分ひとりの経済的自由を担保すればよいのでハードルは下がります。しかし、人間ひとりで生きるには相応の適性が必要になりそうです。
コロナ禍でリモートワークが増え、飲み会が減ったことで、人とのつながりを求めて若手が飲み会を主体的に望むようになった現象は象徴的です。
過度に密な人間関係は忌避しても、まったくの孤独となると話は別で、やはり人と関わりたくなるのだと思います。
女性と結婚前提に交際する際、資産額は包み隠さず伝えるべきか
もし女性と結婚前提の付き合いをすることになった場合、資産額は包み隠さず伝えた方がよいでしょうか?
「伝えるべきか、伝えるべきでないか」という二元論ではない回答になりますが、まずそもそも「資産額を伝える流れにならない」のが理想的だと思います。
※相談所というシステム上、条件面の話題が出るのは避けられないかもしれませんが
男性に何を求めるのか、女性によって様々ですが、高い社会的地位や経済的余裕を求めて寄ってくる人はむろん望ましくありません。
外見・内面ともに重要
外見・内面ともに魅力を感じてくれる人がよいはずです。なぜなら、まず生物として子孫を残す際には外見(例:手指・顔など)にある程度の遺伝子情報が表れますから、女性はそこを見るでしょう。男性も同じです。
外見で生物的に問題ない、または魅力的と思えたなら、次は内面を見るのでしょう。共同生活を送り、子どもを産み育てていく相手として適任か大事ですものね。
ちなみに女性によってはこの外見(ドライに言えば「生物的・遺伝的優劣」、マイルドに言えば「本能的な惹かれ合い」)と内面(育児や共同生活の適性)を分けて判断する人もいます(=社会的に問題となるケースですね)。
いずれにしても本質的におそらく大事なのは、外見と内面であり、その両方です。
したがって資産額というのは、経済的な基盤(生活を豊かに送っていける基盤を持っているか、そして古代でいう狩猟能力であり現代でいう経済力を獲得できる素養があるか)というひとつの要素でしかありません。
つまり、そもそも資産額というのは生物的にいえば相手を判別するうえで数あるうちのひとつの要素でしかないことになります。
そのひとつの要素だけを評価する人が相手では、この先が思いやられます。あくまで、外見・内面ともに及第点またはそれ以上と意図的または本能的に感じる相手であることが重要であるはずです。
なので、「まずそもそも「資産額を伝える流れにならない」のが理想的だと思います。」という回答としました。
私が結婚前に資産額を伝えたか
三菱サラリーマンさんはご結婚されているとのことですが、結婚前に資産額はお伝えしていましたか?
我田引水で恐縮ながら、私は資産額を伝える流れにはなりませんでした。そもそも彼女はお金に対して興味がまったくと言ってよいほどありません。
当初私の勤務先すら正確に認識していなかったというおよそ普通では考えにくい天然具合?ですらあります。
独自の世界観と時間の流れで生き、価値基準に「金銭の多寡」や「社会的地位」は存在していません。
あえて定義するならば、富裕な男性に好相性なのは、「同等に富裕か、または金銭に興味関心を寄せない女性」ではないかと思います(あくまで一例でありその限りではありません)。
したがって、資産額を伝えるかどうかは、まず相手と相互に”人間(動物)として”魅力的と思えるかどうか、という部分がクリアになってから考えて遅くないはずです。言い方を変えればさほど重要ではない部分です。「資産額が重要になってくる相手」との結婚は私なら避けます。
資産額は「数多ある自分の構成要素のひとつにすぎず、主体性・決断力・戦略性・情報感度・感情抑制力・運・出自などが織り成す結果」ですよね。資産額という「目に見える結果」よりも、その結果を生んだ「目に見えにくい上述下線部」に価値があるはずです。
夫婦になったら、資産額を包み隠さず伝えるべきか
あてにされても困る反面、夫婦になるのであれば包み隠さず伝えるべきなのかなとも思っています。
実例として私の場合は、伝えたところで、彼女は金銭に対する興味関心が薄く、「あ、増えたね~」という事実の追認にとどまります。
相手の資産額をあてにするということは、「自立できていない、または相手に寄り掛かる性分」であることを示します。
したがって、「資産額を伝えるべきかどうか」の前に、「資産額を伝えても、あてにしてこない人」かどうかが極めて重要かと思います。
長く生活を共にするということは、互いに自立していることが求められます。片方が片方に寄りかかることが常態化すると、いずれ片方が負担に感じるか、倒れますね。
「この人なら、資産額を伝えたところで何も影響や支障がないだろうな」
そんなふうに思えるかどうか、それがひとつの試金石になるはずです。
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ずいぶん前の記事です。
行き着くところに行き着く、という考え方もひとつですね。
結局は人間関係に帰着するように思います。