ケーユーホールディングス(9856)株主総会レポート:20分で終了「しゃんしゃん総会」

ケーユーホールディングス(9856)株主総会レポート

国産車・輸入車の販売を展開するケーユーホールディングスの株主総会に参加してきました(2,200株保有)。

株主総会ウィークは、月~金まで毎日1社参加し、計5社参加。ケーユーは4社目です。

10時開始で10時20分に終了。いわゆる「しゃんしゃん総会」でした。

「しゃんしゃん総会」とは

質疑応答や議論などがなく、短時間で終了する株主総会。多く、形式的に行われるものを揶揄していう。

中堅以下の企業の総会は往々にして総会時間が短いものですが、それを勘案してもかなりの高速終了ですね。笑

会場風景

開催場所:ケーユー本店(南町田)

通例、都会の会議室やホテルの大広間を貸し切って株主総会が催されることも多いわけですが、ケーユーホールディングスは本社で開催。

物流倉庫のような構造で、多層階に同社の主力商品である中古車が陳列されているなかを歩いて会議室へ行くという新鮮さを味わえました。

参加者は15人程度と僅少で、会議室の席数も40程度と少なめでした。

質疑応答

質問は2つだけでした。

① 今後の成長戦略はどうか

(国内人口の縮小や車離れで)需要サイドが縮小傾向なので、供給サイドの効率化を図る。

近日おこなったベンツの代理店買収もその一環と考えている。

② PBR1倍割れについての対策はあるか

簡単なのは自社株買いだが、業界として需要サイドが縮小傾向。

株主との対話によって成長戦略を伝え、株価が伸びることでPBRの解消をめざしたい

率直に申し上げれば、しゃんしゃん総会の印象も手伝ってか、「紋切型の回答」という印象はぬぐえず。

たとえばSBIホールディングスは「株主との対話を大事にしたい」という言葉と行動が一致しています。株主総会で総会終了後に2時間以上にわたって業容の説明や質疑応答をしていますし、総会以外にインフォメーションミーティングという個人投資家に業容を理解してもらうための場まで設けています。

やはり言行一致かどうかを見ることは肝要と心得ます。

まとめ

同社は国産車・輸入車の販売を展開する自動車関連企業であり、メルセデス・ベンツ、BMW、MINI、ジープ、キャデラック、シボレーなどの正規ディーラー事業を展開します。

特徴として、

  • 円高が輸入車販売に追い風になる円高恩恵銘柄でもあり分散先のひとつになる
  • 足もとPBR0.55倍で配当利回り5.16%の低PBR高配当株

なので、配当収入を重視する投資家にとって選択肢となる銘柄かと思います。

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