トヨタ自動車(7203)の株価、テクニカルから現状を確認
トヨタ自動車(7203)の株価についてテクニカルの視点で最新の状況を確認します。
- テクニカル(日足、週足)
日足
7月2日(水)終値時点のチャートです。
6月27日に陽線で短期MAと上値抵抗線を上抜け、上昇意識も働くところですが上ヒゲをつけて翌日上昇幅を打ち消す形。これはローソク足を二本合わせると上影陰線となり弱い形です。
その翌日に陰線で短期MAを割り込み、7月2日も短期MAで上値をおさえられた格好。
前回、以下のように記していました。
先週以下のように記していた通り、まずは短期MAを明確に越えることが関門です。そのタイミングで上値抵抗線も越えてくる形になるかと思います。
一方、中長期MAが下向きで今週は短期MAを越えても押し戻されており、上値の重さが意識されよう状態。
やはり中長期MAが垂れていると、いったん短期MAや抵抗線を上抜けてもこうして押し戻されることはよくみられます。ただし足もと長期MAは横ばい気味に。
週足
週足は5月16日週から続く下落トレンドで、上値抵抗線を越えられていない状態です。
前週高値を越えられずに下げており、目先の弱さが意識される形ですが、前週安値を割るかが焦点になるかと思います。
まとめ
以下のようにまとめられます。
- 日足:中長期MAが下向くなか、短期MA・抵抗線を一時的に越えるも押し戻され、短期MAに上値をおさえられている状態
- 週足:2,450円付近で下げ止まることができるか
なおテクニカル分析は、経済指標やイベント等による大きな流れが生じると効かなくなることもありますし、あくまで傾向として意識される可能性がある、といった位置づけと言えようかと思います。大前提として将来の株価はわかりません。
いわば「暗中模索、五里霧中という株式相場のなかで、暗闇をほのかに照らす懐中電灯にはなる可能性がある」といった塩梅。
一方、昨今はAIによる売買が隆盛を極めており、その売買判断にはテクニカルが用いられていると思われ、以前よりは有用性が高まっているのではないかと個人的には想像しています。ただし、いずれにしても特定の売買を推奨するものではありません。
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