トヨタ自動車(7203)の株価、テクニカルから現状を確認
トヨタ自動車(7203)の株価についてテクニカルの視点で27日時点の状況を確認します。
- テクニカル(日足、週足)
日足
6月27日(木)終値時点のチャートです。
6月に入りトレンドラインを割り込み、のち短期MAも割り込み、今週も短期MAを上抜けても陰線で割り込み、現状は下落傾向。
先週以下のように記していた通り、まずは短期MAを明確に越えることが関門です。
やはりまずは短期MA、そして中期MAを上抜けてこないと形としては微妙ですね。
そのタイミングで上値抵抗線も越えてくる形になるかと思います。
一方、中長期MAが下向きで今週は短期MAを越えても押し戻されており、上値の重さが意識されよう状態。
週足
週足は5月16日週から1か月続く下落トレンドで、引き続き上値抵抗線を越えられていない状態です。今週も綺麗に抵抗線で上値をおさえられており、現状は抵抗線が機能しています。
いくつか抵抗線を引けますが、うちひとつは来週の週足との交点が2,468円付近になるのでまずはこのハードルの低い上値抵抗線を越えることが第一の関門になろうかと思います。
まとめ
以下のようにまとめられます。
- 日足:目先の焦点はまず短期MAを陽線で上抜けられるか
- 週足:来週2,468円付近以上で終えられるか
なおテクニカル分析は、経済指標やイベント等による大きな流れが生じると効かなくなることもありますし、あくまで傾向として意識される可能性がある、といった位置づけと言えようかと思います。大前提として将来の株価はわかりません。
いわば「暗中模索、五里霧中という株式相場のなかで、暗闇をほのかに照らす懐中電灯にはなる可能性がある」といった塩梅。
一方、昨今はAIによる売買が隆盛を極めており、その売買判断にはテクニカルが用いられていると思われ、以前よりは有用性が高まっているのではないかと個人的には想像しています。ただし、いずれにしても特定の売買を推奨するものではありません。
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