トヨタ自動車(7203)の株価、テクニカルから現状を確認
トヨタ自動車(7203)の株価についてテクニカルの視点で最新の状況を確認します。
- テクニカル(日足、週足)
日足
6月19日(木)終値時点のチャートです。
6月に入りトレンドラインを割り込み、その後は短期移動平均線も割り込んだまま推移しています。
短期MAが中期MA・長期MAを割り込むデッドクロス。中期MA・長期MAともに下向きになってきました。ストキャス・RCIともに下向き。三菱商事やNTTと同じような動きであり、移動平均線が下向きであることから、いくぶんそれらより弱い形をしています。
やはりまずは短期MA、そして中期MAを上抜けてこないと形としては微妙ですね。
週足
週足は5月16日の週から1か月続く下落トレンドで、上値抵抗線を越えられない状態が続いています。陽線となってもわかりやすく抵抗線に跳ね返されています。
まずはこの抵抗線を越えてこないと形としては微妙で、来週でいえば2,610円あたりを明確に超えてくると形はよくなります。
まとめ
以下のようにまとめられます。
- 日足:目先の焦点はまず短期MA、そして中期MAを上抜けられるか
- 週足:来週2,610円を明確に超えられるか
なおテクニカル分析は、経済指標やイベント等による大きな流れが生じると効かなくなることもありますし、あくまで傾向として意識される可能性がある、といった位置づけと言えようかと思います。大前提として将来の株価はわかりません。
いわば「暗中模索、五里霧中という株式相場のなかで、暗闇をほのかに照らす懐中電灯にはなる可能性がある」といった塩梅。
一方、昨今はAIによる売買が隆盛を極めており、その売買判断にはテクニカルが用いられていると思われ、以前よりは有用性が高まっているのではないかと個人的には想像しています。ただし、いずれにしても特定の売買を推奨するものではありません。
関連記事