NTT(9432)の株価、短期移動平均線を上抜け、週足の安値更新は免れる

日本電信電話(NTT)の株価、テクニカルから現状を確認

NTTの株価について以下の視点で最新の状況を確認します。

  • テクニカル(日足、週足)

日足

6月27日(金)終値時点のチャートです。

短期MAを陽線で越えてきましたが、短期MAが下向きです。その弱さを現状支持するかのように上値抵抗線はまだ明確に越えていません。

ほかの大型株が短中期MAや上値抵抗線を越えてくるなか、現時点では弱さを印象付ける推移と見えます。

ただ中期MAは垂れ気味なものの長期MAは依然上向き。下ヒゲをつけた翌日に陽線ということで、RCIは反発傾向である一方、ストキャスGCは日柄がまだ必要な状況。

続伸で上値抵抗線を越えられるかが目先の焦点かと思います。

週足

以下のように記していた点は依然として目先の焦点です。

週足がわかりやすくレンジを形成していまして、昨年2024年の7月以降、レンジ上限となる160円を3度にわたって超えられていません。この関門を越えてこないと本格的な反転は描けないことになります。

これに加え、下ヒゲをつけたのは好材料。

3週前の大陽線の安値、つまり151円を下回ると週足が安値更新になってしまうところでしたが、すんでのところで踏みとどまった格好。

まとめ

以下のようにまとめられます。

  • 日足:目先の焦点は続伸で上値抵抗線を越えられるか
  • 週足:3度越えられなかった160円のレンジ上限を突破できるか、151円以上は寸前で維持

補足

なおテクニカル分析は、経済指標やイベント等による大きな流れが生じると効かなくなることもありますし、あくまで傾向として意識される可能性がある、といった位置づけと言えようかと思います。大前提として将来の株価はわかりません。

いわば「暗中模索、五里霧中という株式相場のなかで、暗闇をほのかに照らす懐中電灯にはなる可能性がある」といった塩梅。

一方、昨今はAIによる売買が隆盛を極めており、その売買判断にはテクニカルが用いられていると思われ、以前よりは有用性が高まっているのではないかと個人的には想像しています。ただし、いずれにしても特定の売買を推奨するものではありません。

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