NTT(9432)の株価、短期移動平均線に綺麗に上値をおさえられる格好

日本電信電話(NTT)の株価、テクニカルから現状を確認

NTTの株価について以下の視点で最新の状況を確認します。

  • テクニカル(日足、週足、月足)

日足

6月20日(金)終値時点のチャートです。

「短期MA・中期MAを上抜けてこないと形としては微妙」と記していましたが、引き続き短期MAは越えられず、綺麗に短期MAで頭をおさえられる推移が続いています。

中長期MAが上向きである点は良いですが、まずはやはり短期MAを越えてこないと上昇トレンドへの反転が見えてきません。

引き続き目下の焦点は短期MAを越えられるか、かと思います。さすれば自然と上値抵抗線も越える形になってきます。

週足

以下のように記していました。

週足がわかりやすくレンジを形成していまして、昨年2024年の7月以降、レンジ上限となる160円を3度にわたって超えられていません。この関門を越えてこないと本格的な反転は描けないことになります。

直近の週足でストキャスはデッドクロスが完成、RCIも下げてきました。3週前の大陽線の安値、つまり151円を下回ると月足が安値更新になってしまうので形は微妙になります。

まとめ

以下のようにまとめられます。

  • 日足:目先の焦点は短期MAを上抜けられるか
  • 週足:3度越えられなかった160円のレンジ上限を突破できるか、151円以上を維持できるか

補足

なおテクニカル分析は、経済指標やイベント等による大きな流れが生じると効かなくなることもありますし、あくまで傾向として意識される可能性がある、といった位置づけと言えようかと思います。大前提として将来の株価はわかりません。

いわば「暗中模索、五里霧中という株式相場のなかで、暗闇をほのかに照らす懐中電灯にはなる可能性がある」といった塩梅。

一方、昨今はAIによる売買が隆盛を極めており、その売買判断にはテクニカルが用いられていると思われ、以前よりは有用性が高まっているのではないかと個人的には想像しています。ただし、いずれにしても特定の売買を推奨するものではありません。

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