人生に広く好影響が生じるであろう「研究心」
年始に「巨大マグロ戦争2025」というテレビ番組を見ました。
70代のベテラン漁師が、40代の跡継ぎ息子に漁のイロハを教える過程で印象的だった言葉は以下です。
- 研究心が足りねえ
- 人に頼ってたらいけねえ
「研究心」
研究心は、万事に通用しうる重要な要素だと思います。
結局主体的に研究することで、物事を深掘りし、他者にない知見が得られ、結果的に強固な独自性を築く。独自性は自負と自信を生み、日常そのものに彩りがもたらされるものと思います。また資本主義経済では高収入という形で返報されます。
韓国ドラマの名作「ミセン」という商社マンのドラマをNetflixで見ましたが、そこでも大切な要素のひとつは「研究心」だと思います。
いくら就職した時点では優秀で頭脳明晰でも、自分だけのスタイルに固執したり、業務への習熟に対する「研究心」が主体的になければ、いつしか業務知識における同期との差は歴然たるものになるのでしょう。
「巨大マグロ戦争2025」において、ほか印象的な言葉として、以下がありました。
- テグス(糸)をもう引きたくなくなる
- 人は人、俺は俺
糸をもう引きたくなくなる
漁の失敗が重なり、もう糸を引きたくなくなる跡継ぎ息子さんが発した言葉でした。ミスが続くと、それ自体に対する恐怖心が芽生え、やる気がなえてしまいますものね。
ただやはりその困難を越えることで、自負や自信が生まれ、結果的に独自性をも生むことにつながるのだと思います。困難あらばやはり乗り越えないと、ということですよね。
人は人、俺は俺
青森県の伝説の漁師が発した言葉です。これは単純に私が共感する言葉です。
家族が言っていたのですが、「ほかのひとはこうだよ」という論調に対して私は興味を示さないのだそうです。
「ほかの人がどうか」という一般論は、一個人の意思決定に関与する要素にはならないかと思います。
まとめ
トン時代も思いましたが、結局は自分で興味や好奇心を持って、研究心を持って取り組むことで身になるかと思います。
「置かれた場所で咲きなさい」、つまり置かれた環境でがんばる、興味のないことでも興味をもって取り組む――。
そうした姿勢はたしかに大切だとは思います。ただ、やはり限界があるとも思います。
自分が研究心を持って取り組めること、それを見つけて、生業(なりわい)とすることは、幸福な人生を歩むうえで大切な要素かと思います。
見つけるためには、やはり人生体験を増やすことではないでしょうか。
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