新刊「経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論」発売に寄せて
FIREしてからというもの、人生をたのしみ、味わい、そして修練をしています。
先が見えない中で、懸命に生き、修練をたのしむ
人生には大きな流れがあり、人間はいわばその流れにたゆたう生きもの。どこにたどり着くかわからず、思いもよらない展開が起きる。
そうして、先が見えない状況で懸命に生きるからこそおもしろい、と私は思います。先が見えた瞬間につまらない。そして修練は終わりがない。だから人生の修練はたのしいのです。
人生を通して修練や研鑽を積みたいと思っています。知識を積み、世界を広げる。そしてこうして自分の実体験をともなって社会的意義を感じられる内容を、出版という活動を通じて伝えることができる。この事実に、大きな悦びを感じています。
ツイッターで「#シンFIRE論」とハッシュタグで検索すると、色々な方々が投稿くださっています。本当にありがたいことです。
親や妻、友人との関係。子育てや仕事。これらもすべて最高の修練となり、人生を深く味わえるのだと思います。
本書では「主体性」をひとつの大きな主題としています。
#シンFIRE論 明日発売です。
『海外では「自分の頭で考えず、誰かに言われるがまま流される人」を羊と揶揄します。いつの世も状況が変化したときに真っ先に淘汰されるのは羊です』(第1章より)
望む人生を、主体的につかむのです。
Amazonhttps://t.co/Cp9Zc3yYcS
楽天https://t.co/zHIPNiX7xx pic.twitter.com/BQ05SjPt5o— 穂高 唯希|新刊 #シンFIRE論 (@FREETONSHA) February 24, 2023
たとえば「欧州ではペストが流行った歴史がある。パンデミックが発生したとき、どう対応するかは個人の意思」と欧州の友人は話していました。
決して「だれかがこう言ってるから」「みんながそうするから」という理由で意思決定をしない、と。自分で決めて、自分で責任を持つわけです。
めいめいが主体的に自分の頭で考え、行動することこそが、組織や社会にもアメーバのような柔軟性と躍動性をもたらすのではないでしょうか。「まわれ、右」でみんなが右を向くような組織や社会は、硬直的でしなやかさに欠け、簡単にポキッと折れます。今の日本がそう見えるのは、私だけではないはずです。
暗いニュースも多い日本ですが、本書で多角的に記した主体性をご参考にしていただくことで、明るく楽しく人生を味わい、そしてきっと社会に資することにもつながると私は信じています。
かくも人生は
事実、FIRE(精神と経済の自立をして、自由で主体的に人生を描くこと)をして、かくも人生はたのしいものか、と感じています。
自由と主体性があるからです。
行きたいところに行ける――。
この自由は人間という動物にとって根源的な欲求です。
自分の意思で決められる――。
この主体性は人間が自由を感じるための根源的な前提です。
人生に主体性が帯び、自分の頭で考える人が増えれば、一人ひとりの幸福追求にもつながり、ひいては健全な社会に資することでもあります。
そういうことも念頭に、本書を記しました。単にお金や名誉、実績の獲得、冊数や売上などの「数」の追求が第一義ではないのです。
多くの人々と関わる仕事というのは、本来そういう信条や信念、道義的な責任感を持って事にあたるべきだと私は考えています。
関連記事:映画「ラーゲリより愛をこめて」、誠をどこまで通すのかという人生の命題
これからも人生の修練をたのしみつつ、そして社会的な責務を意識し、社会と主体的に関わりたいと思っています。
そしてこうして、ブログや書籍を通して、伴走してくださる人々がいることに精いっぱいの多大な感謝を込めつつ、新刊発売を無事に迎えられたことを祝し、本記事を終えたいと思います。
新刊「経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論」について、SNS等で数々の投稿をくださった方々、ならびに本書刊行にたずさわってくださった関係者の方々にあらためて深く、深く、御礼申し上げます。