日本航空(9201)の株価、原油価格下落を契機に上値抵抗線を突破

JAL(9201)の株価、テクニカルから現状を確認

日本航空(JAL、9201)の株価について、以下の視点で最新の状況を確認します。

  • テクニカル(日足、週足)

日足

6月24日(火)終値時点のチャートです。

6月5日に付けた直近高値2,998.5円から3週にわたり上値抵抗線に綺麗におさえられていました。ところが、中東情勢の落ち着きによる原油価格下落を契機に、上値抵抗線を突破してきました。

目先は中期MAに上値をおさえられているので、ここをまず上抜けられるか。

短期MA、長期MAはやや上向きで中期MA横ばいということで、形としては悪くない状況。

形が悪いと上値抵抗線を突破しても反落はよくありますが、形がよいと上値抵抗線突破から素直にトレンド転換となるケースが比較的みられます。

週足

5月にレンジ上限を上抜けて以降、堅調な推移を示していました。中東情勢悪化により上昇幅の多くを打ち消していますが、短中期MAは上向き維持で基調としては上を意識させる形。

今後も原油価格に振られやすい展開となりそうですが、過去1年の抵抗線となってきた3,000円を明確に越えられるかが上方向の節目かと思います。

まとめ

以下のようにまとめられます。

  • 日足:目先の焦点は中期MAを上抜けられるか
  • 週足:過去1年の抵抗線3,000円を越えられるか

なお、バリューの観点からは「配当利回り4.49%、PBR0.52倍」と指標上の割安感はあります。

補足

なおテクニカル分析は、経済指標やイベント等による大きな流れが生じると効かなくなることもありますし、あくまで傾向として意識される可能性がある、といった位置づけと言えようかと思います。大前提として将来の株価はわかりません。

いわば「暗中模索、五里霧中という株式相場のなかで、暗闇をほのかに照らす懐中電灯にはなる可能性がある」といった塩梅。

一方、昨今はAIによる売買が隆盛を極めており、その売買判断にはテクニカルが用いられていると思われ、以前よりは有用性が高まっているのではないかと個人的には想像しています。ただし、いずれにしても特定の売買を推奨するものではありません。

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