映画『あまろっく』~「人生で起こることは、何でも楽しまな!」

出所:映画.com
「2024年4月公開、関西出身の豪華キャストで贈る、笑って泣いてロックに生きるご実家ムービー」という概要の映画で、アマプラで配信していたので観てみました。
大阪・尼崎を舞台にした映画であり、関西にゆかりのあるかたには尚のことおすすめしたい映画かもしれません。「これ阪神電車やな~」と思う風景が出てきたり、大阪の町工場が出てきたり、親しみ深い情景が出てきます。
上手く「これや」と言い表せないのですが、そこはかとなく味わい深いセリフがいくつか出てきたり、家族ってこういう形もあるよねと思い至ったり、なんとなく観てよかった作品でした。
いきなり若干のネタバレに失礼しますが、こういう登場人物が出てきます。
- リストラされたことを盛大に祝う人
- 過去にお付き合いしていた異性にむしろ感謝する女性
リストラを盛大に祝う人
①のように目の前のできごとを処することって、大事ですよね。
「これがない」「これができない」「こうだったらいいのに」とあれこれ思いめぐらし続けても自他ともにしんどくなりますものね。光明を賢明に探し求めるか、現状を受け入れる。大別してこの2案が現実的な方策になるように思います。
過去の人への感謝
②のような人、これは生来の性格か、はたまた相応の人生体験を経るとそうなるのか、作中でその因果関係が描写されることはありませんが、印象的な人物でした。
それなりに深い傷を人生で負ったからかもしれません。深い傷を負った人は「たいていのことは大したことではない」と鷹揚に構えられる人もいらっしゃいますね。未来志向かどうか、起きたことは変えられないといった諦観の有無など、多様な要素が関係してきそうですね。
まとめ
出口治明さんは「人と会い、本を読み、旅をする」ことが大事だと説いてらっしゃいます。
これらに加え、映画に触れることもひとつですよね。そして思うに、映画を観てそのままとするよりも、こうして
- 文章にしたり
- 人に話す
そうしてアウトプットすることによって、より深く血肉として刻まれ、経験知や会話の引き出しが増えていくように思います。
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