株は欲との闘い
株式投資をかれこれ15年ほどやってきて思うのは、「株は欲との闘いである」ということです。

十日えびすで商売繁盛を祈願す(@西宮神社)
欲があると、都合よく考える
- 保有銘柄が高値を取ると、「まだ上がるだろう」
- 保有銘柄がサポートラインを割っても、「それでも上がるかも」
「まだはもうなり、もうはまだなり」という格言もありますが、上記のように自分に都合よく考える投資家心理はおそらくだれしも多少なりともあり、ご多分に漏れず私も自分自身に感じることです。
サポートラインを割ると短中期目線のテクニカルの定石としてはやはり売り。そうやって自分なりのルールを設けるからこそ、対照実験(=同一前提条件下で比較して学びを得る)によって反省点も見いだせ、経験と糧が蓄積されるわけですものね。
言い換えれば、場当たり的な投資判断を避けることで、学びとなる糧が体系的に得られるものと思います。
欲があると、多めに買う
また、「株数を多めに買う」という投資行動も、欲があるからこそですよね。正真正銘の少欲なのであれば、100株だってよいはずです。
しかし5,000株買うのは、「これぐらい上がったらこれだけの値上がり益が見込めるな…」とやはりどこか欲に起因するものがある。
欲を調節することで、適正なリスクに着地する

よいものを、ちょこちょこと(分散投資?)
もちろん物事には往々にして正負両面あり、欲があるからこそ多めに買って、それが奏功することもあるわけですけども。
ただしそれはあくまで泰然とした精神があればこそでしょう。適度な量であれば問題ありませんが、多めに買いすぎればやはり気が急いたり、冷静さに欠く判断につながりかねません。
つまり「適切なリスク量に抑えるには、欲を調節する」と言えるように思います。
まとめ
以下のようにまとめます。
- 欲があると、都合よく考える
- 欲があると、多めに買う
- 欲があることで奏功することもあるが、再現性を見いだせるのはマイルールの確立と適正なリスク量(=投資金額)
- 欲を調節することで、適正なリスク量に着地する
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