ついにJリート反発なるか
最近Jリートの記事を比較的多く書いています。分配利回りの観点においては、それだけ魅力的に思える水準に至っていることが背景にあります。
株価は大きめの反発
保有リートのなかでは保有額が一番大きい、以下2つのリートのチャートを並べます。
- 三菱地所物流リート投資法人
- 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人
① 三菱地所物流リート(分配利回り 5.1%)
② 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人(分配利回り 4.83%)
幾度か記していますが、三菱・三井といった財閥系のリートで分配利回りがおよそ5%に至るのは過去の傾向からは稀であり、それだけ投資口価格が低迷しているということでもあります。
背景には、Jリートの市場全体の規模は小さく、地銀の売りや、米利下げ期待の後退によって米長期金利が上昇したことで海外勢の売りが続いている需給の悪化に加え、日銀の利上げ観測による影響懸念が上値をおさえていると指摘できようかと思います。
上図をみると、米長期金利と東証REIT指数は逆相関となってきました。米長期金利は4.6%超えと今年5月の高値と同水準まで上昇。
そしてここに来て冒頭のチャートの通り、出来高はさほどないものの、Jリートの個別銘柄で足もと大きめの陽線が出来ており、すわ反発局面に入るか、といったところ。
今後も米長期金利の動向に振られるでしょうけども、大きなキャピタルゲインをねらうのではなくインカム目的ならば、引き続き現在のJリートは時間分散をしながら買い増していってよい水準であると個人的には考えています。
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