1,000万円の余裕資金、今からどの高配当株を買うか
余裕資金が1,000万円ほどある場合、現時点で何を買うか考えてみたいと思います。
前提方針としては「配当積み上げ」です。気前よくお金を使える盤石の礎を築きたい、そんな人もおられるかもしれません。
以下銘柄を200万円ずつ購入することを有力な案としたいと思います。
- 三菱商事
- 三菱地所物流リート投資法人
- 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人
- ゲオホールディングス
- 島根銀行
平均配当利回りはおよそ3.6%程度になろうかと思います。
三菱商事:配当利回り3.85%
ようやく配当利回りが3.9%程度まで上がってきました。一時期3%割れになるほど株価が上昇していたところ、足もと今年5月の高値3,775円から2,600円まで32%下落という状態。
PER11倍、PBR1.1倍。日本株が注目される前はPER6倍ほどの時期もありましたので、その時期と比べるとかなり微妙です。ただ200万円ほどの額であればそろそろ反発期待で買ってもよいかなと思える程度。週足上値抵抗線を超えられるかに注目。
三菱・三井リート:配当利回り約5%
相変わらず軟調です。これから日本は利上げ局面に入りそうである以上、不動産株が相対的に弱含むのは順当といえば順当。ただし財閥系リートで分配利回り5%超はさすがに張っておきたい。
ゲオホールディングス:配当利回り2.15%
上記記事に詳述のとおり、株価は筆頭株主の動向次第で大きく左右されるものと思います。
下値の買い支えが期待できる一方で、筆頭株主の買付が終わるまでは上値が重いリスクもあるでしょう。一応現段階で資金を割いておいて、網を張っておくかたち。
島根銀行:配当利回り2.02%
先日のSBIホールディングス株主総会に参加して知り得た、SBIホールディングスの提携先であり、スマホ支店の開設で預金増となっている地銀。後述の通り2019年9月に提携してから預金残高・貸出金残高・業務純益が大幅に増えているにもかかわらず株価は逆に低迷しています。
これはもうSBIホールディングスの北尾会長(人呼んで「北やん」)の関連銘柄ということになりますから、北やん銘柄ということで買いたい銘柄です。
日銀の利上げが目される状況では、期待と増益幅の本命はメガバンクや大手証券・損保かと思います。ただすでに大手証券・損保は保有しているので、やや本丸を外した遊撃手の地銀、なかでも地味(失礼)ながら「北やん銘柄」の島根銀行に白羽の矢を立てました。
今月島根県に赴く予定があるので、時間が許せば本社を一瞥できればと思います。
12月は上昇しやすい月
アノマリー(過去の経験則)としては、「掉尾(とうび)の一振」という相場格言があるように、株式相場は年末に向けて上昇する傾向にあります。これは米国株も同様です。
経験上も、2018年末にクリスマスショックがありましたが、おおむね確かに年末にかけて強い印象はあります。ただしもちろんあくまで傾向であって、毎年必ずそうなるとはかぎりません。
まとめ
以下に200万円ずつ。
- 三菱商事
- 三菱地所物流リート投資法人
- 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人
- ゲオホールディングス
- 島根銀行
時期にもよりますが、足もとでは1,000万円を投じれば税引き前で約36万円(=月3万円)の配当金積み上げとなります。
1,000万円の原資があれば、気前よく使えるお金が月に3万円増えることになります。これは心躍りますよね。
関連記事
北尾会長、最高でした。
たのしいんですよ、配当は。