現在のような高値圏でどのように株式投資を進めていけばよいか

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現在のような高値圏でどのように株式投資を進めていけばよいか

ご質問

題名: 投資方針(ポートフォリオ、時間分散)について、アドバイスよろしくお願いします

メッセージ本文:
穂高 唯希さま

ブログ、X、いつも楽しみに拝見しています。
(「#シンFIRE論」は図書館で予約中です。スミマセン!)
投資方針について、アドバイス伺えればと思いメールしました。長文となり恐縮です。

<プロフィールなど>

  • 55歳・女性、独身・子供なし、東京都杉並区の分譲マンション在住(ローン残債はありません)。
  • 1993年4月に新卒で現在の企業に正社員で入社しました。2025年6月末での退職を考えています。体調の関係もあり、退職後は働かないか、働いても週2〜3日のアルバイトにするつもりです。
  • 金融資産
    預金:1.7億円
    個別株(特定口座):1000万(すべて父からの相続)
    投資信託(NISA口座):eMAXIS Slim 全世界株式・75万
  • 年間生活費は200万(公的医療保険料入れると260万程度か
  • 公的年金見込額は65歳から=200万、70歳から=290万、75歳から=380万(早期退職するのでここから減額)
  • 退職金を年金タイプとすると、公的年金とは別に「65歳から10万弱を15年間」受け取れます※
  • 資産を枯渇させずに(できればキープして)、働かなくても生活できるキャッシュフローを得たいと考えています。
  • 「金融資産のほぼ全額が預金」が最大のネックで、キャッシュフローを得られる資産「何に」「どれくらいの期間をかけて」移していくかで大変悩んでいます。
  • 「何に」については、現物のペーパーアセットに徹し、個別株は自信がないので投資信託orETFかなと思っています。

<ご相談したいこと>
1億円を株式に投資する場合、

  • シナリオ①
    全額をS&P500orオルカン、定率4%で取り崩
  • シナリオ②
    全額を高配当投信orETF、配当金を受け取る(以下、候補)
    SBI・V・米国高配当株式(年4回決算型)
    SBI日本シリーズ-日本高配当株式(年4回決算型)
    SBI欧州シリーズ-欧州高配当株式(年4回決算型)
    iシェアーズ 米国高配当株 ETF (2013)
    iシェアーズ 米国連続増配株 ETF (2014)
    SPDR S&P500 ETF(1557)
    SBI・SPDR・S&P500高配当株式インデックス・ファンド(年4回決算型)
    SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド(年4回決算型)」 など
  • シナリオ③
    半分をS&P500orオルカン、半分を高配当投信orETF(この場合もインデックス部分の取り崩し率は「定率4%」でいいのでしょうか?)

★上記各シナリオについて、穂高さんのお考えをお聞かせください
★退職まで時間がないので「一括投資」しかないのかと思いつつ、割り増し退職金(2000万、※とは別に退職時に一括支給)を取り崩しながら5年ほどかけて時間分散して投資すべきかも大変悩んでます。穂高さんはどちらがいいと思われますか?

こんにちは。いつもご覧いただきありがとうございます。

資産額、年間生活費、年金収入から考えますと、運用しなくとも事足りそうな経済状況ともお見受けしますが、それはさておき(笑)回答いたしますね。

こだわりがなければ、シンプルな運用が一案

シナリオ①・②・③、どれもありだと思いますが、とくにこだわりがなければシンプルにシナリオ①が一案かと思います。

経済状況を拝見するに運用で攻める必要もないでしょうし、平均点をとるかたちで十分かと思います。

オルカンは円高リスクに留意

ただオルカンもS&P500も外貨建て投資なので、円高リスクはあります(以下記事ご参照)。

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一括投資 or 時間分散

「一括投資か5年ほどかけて分散するか」については、今後の株価推移次第でどちらが有利か変わるため、これは「決め」の問題です。

今後株価が低迷する将来に賭けるならば時間分散したほうがよいことになります。反対に、今後も株価が堅調に推移する将来に賭けるなら一括投資したほうがよいことになります。

現在米国株が高値圏にあることを考えると、

  • 資産形成の必要性がよほど切迫している
  • または、株価の値動きに慣れており、一括投資直後に株価が低迷しても心がざわつかない

といった状況や性格でないかぎりは、時間分散して徐々に積み立てる形が、心穏やかに日々を過ごせると思います。

株式の期待リターンが長期的にプラスであることを考えると、理論的にはできるだけ早く、多く投資したほうがよいことになります。ただし、年齢を重ねてくると残りの運用期間は若年層よりは短くなるため、少し保守的に構えたほうが安心ではあります。

このあたりはご年齢、性格、値動きに対する慣れ、リスク許容度に照らし合わせて決めていく必要がありますね。

ちなみに、私の場合は、一括投資は株価が低迷している、または昨年の日本株のように今後も上がるだろうという一定の確信があるときにしかやりません。高値圏でやるのはちょっと怖いので(笑)

回答になっていましたら幸いです。

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