日本株ポートフォリオ(2023年9月)
今年はすっかり日本株が大フィーバーですね。
いま日本株で大きな利益を得ている方々は、米国株全盛の昨今にあっても日本株を持ち続けた人々だと思います。おめでとうございます。
記してきたように、私も年の途中からですが、流れに乗ることに。
バフェット氏の日本株買いにはじまり、東証のPBR1倍割れ是正、実質金利マイナス継続、日銀のインフレ容認気味の姿勢、日本企業の株主還元積極化など、好材料が目立ちます。
一方で、好事魔多し。好調期でも慢心せず、平時から暴落への備えが肝要であることは、これまでの投資人生で実感してきたところです。
日本株ポートフォリオ
さて、そんな日本株ポートフォリオ一覧は、現在以下のとおり。
基本的に高配当・増配株で、グロース株も少々。
- 三菱地所
- SBIホールディングス
- ソフトバンクグループ
- 日本航空
- 楽天グループ
- 三井住友トラスト
- 中国塗料
- 東京海上ホールディングス
- 日本ビルファンド投資法人
- サイバーエージェント
- 三井住友FG
- MS&AD
- エンビプロ・ホールディングス
- イオンモール
- 小野建
- ライト工業
- 帝国繊維
- OCHIホールディングス
- バリューHR
- ビックカメラ
- 蝶理
- インヴィンシブル投資法人
- GX優先証券ETF
- イエローハット
- 大和ハウスリート投資法人
- エイトレッド
- CDG
- 川西倉庫
- 日本BS放送
セクター:不動産・金融・ハイテクが主力
セクターとしては不動産・金融・ITが目立ちます。
不動産は資産インフレに強く、金融は利上げに強い傾向。両シナリオに親和的なポートフォリオとなっています。ハイテクは主にAI関連です。
ただ、本来銀行は成長性にとぼしく、とくにメガバンクは純金利収入が占める割合はさほど多くないので、マイナス金利解除報道に対する好反応は行き過ぎの観はあります。
まとめ
冒頭に挙げたように日本株でこれだけ多くの好材料がそろい、インフレ気味であるにもかかわらず緩和的な金融政策である現状に鑑みると、名目株価の上昇が正当化されやすい環境であると考えます。
したがって、暴落への備えは米短期債でリスクをおさえながら高い金利収入を得つつ、日本株は基本的に現行ポートフォリオをおおむね維持、一部米国株は保有継続としつつ臨機応変に臨みたいと思います。
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今のところ短期債への乗り換えが機能しています。
日本は中立金利(≒潜在成長率)が低いので、マイナス金利解除後の利上げ余地は相当かぎられると見ています。