「公益投資」という投資スタイルを提唱します。3つ特長を挙げます。

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「公益投資」という投資スタイルを提唱します。3つ特長を挙げます。

FIREしてから、投資スタイルは大きく変わりました。

FIRE前:日米など7ヵ国の高配当株・連続増配株

FIRE後:臨機応変、ときに空売り

FIRE後は上記に加え、「公益投資」という枠を設けています。現在は資産の約3%に過ぎませんが、共鳴する企業が見つかれば、投資枠を増やしたいと思っています。

本記事では、「公益投資」の一環として約400万円を投資しているエンビプロ・ホールディングスの株価と自分の状態を経過観察して、感じた特徴をまとめます。

「公益投資」とは

まず、ここで私がいう「公益投資」とは何かを、明確に定義します。

■ここでいう「公益投資」とは?

短期的な利益追求型ではなく、企業が「社会の公器」として

  1. 明確な社会的ビジョンがある
  2. 「そのビジョンのために存在している」という社会的意義に自覚的である

と感じる企業(またはCEO)に投資するスタイルのことを、個人的にそう呼んでいます。

金融とは、本来マネーゲームでも虚業でもなく、「滞留資金を必要な場所へ流すこと」と言えます。公益投資は、その一翼を担う意義があると考えています。

公益性のある事業を営む企業は多々あります。多々あるどころか、基本的に意義があるからこそ企業も存在しているとさえ言えると思います。反社会的であったり道徳や倫理に反して利益を得ていないかぎりは、人々の需要があって売上が立ちます(ただし、利益主義で人件費をおさえる企業は、たとえ表面的に利益が高くとも公益性に欠けると言えるでしょう)

ただし、公益性のある事業を営む企業のトップが本当に上述①・②に自覚的であるかは別のおはなしです。①株主の短期的な要求に応えるため、②自分の任期を大きな減点なく終えるため、といった目的で務めているならば、「社会の公器」としての立派な社是や社訓も形骸化しかねません。

ではどうやって公益投資枠とする銘柄を選別するのか。それは、

  1. ホームページやアニュアルレポート(形式不定ゆえに企業の裁量で内容や構成を決められる)で公益性や社会的ビジョンが語られているのか
  2. そして社長が語るビジョンにその思いが感じられ、共鳴できるものがあるか

といった観点です。

自分の売る商品や事業が、顧客や社会のためになる実感を持てれば、トップは生き生きと将来を語り、社員も仕事に対するモチベーションも維持しやすくなるでしょう。自分の売る商品が「社会や人々のためになる」と思えれば、やりがいやモチベーションの源泉になるでしょう。

結局、最後は「(アニュアルレポートや事業内容、そして社長などが語る動画等を見て)信じる」ということになるのでしょう。いわゆる「えいや」です。すべてを完璧に見通すことはできないので、最後は天命を待つということです。

では、そんな公益投資枠としてはじめた「エンビプロ・ホールディングス」への投資について、経過観察として直近の株価をみてみましょう。

なぜ「エンビプロ・ホールディングス」か

ちなみに、なぜエンビプロ・ホールディングスを公益投資枠としたのか、以下で述べています。

自分のお金を増やすための投資から、社会を考える投資へ
エンビプロ・ホールディングスへの投資を検討 株式投資に新たな枠組みを設けます。 自分の利益やリターンを目的とするのではなく「企業理念...

※なお、あくまで私が個人的に感じたことに基づいて投資したものであり、一般的に投資を推奨するものではなきこと、ご承知おきください。

同社の株価と、私の受け止め方を確認します。

エンビプロ・ホールディングスの株価

私が購入した時点よりも、株価は20%弱下げています。いわゆる含み損の状態ですが、売る気はありません。

なぜなら、「その企業の短期的な利益に対する期待」や「自分の資産形成目的」というよりも、その企業の社会公益性に共感し、その妥当性を信じて、投資しているからです。

そのため、さらに下げたとしても「その時は、その時や」という感じでいられると思います。この精神性は、必然的に長期投資につながるのでしょう。

おそらく、資産に余裕ができればできるほど、公益投資の枠を拡大できると思います。資産に余裕ができたからこそ、このような発想に至ったのかもしれません。20代の資産形成期は、自分の資産形成で精いっぱいで、公益性や社会性まで十分に考える余裕はなかったと記憶しています。

公益投資をして感じる3つの特長

実際にこのような「公益投資」というスタイルをしてみて、現時点で次の3つの特長が感じられます。

  1. 長期投資につながる(であろう)感覚を持てる
  2. 企業を見る時に「公益性」という観点が持てる
  3. 投資を通じて社会と主体的に関わる感覚が持てる

たとえ今まで投資していた銘柄でも、その銘柄の公益性にあらためて着目することで、投資を通じた社会的な意義を感じられ、長期投資につながることもあると思います。

あとですね、5年前からですか。米国株投資をしていてよく思ったんですよ。確かに①収益性は高い、②資産形成に適してきた、③今後も強いであろうと思える、と。

じゃあ一人の日本人として、手放しによろこべるのか、と。米国株投資をするということは、マクロで見れば自国通貨の円を売って、米国へ投資することです。それによって日本人投資家の収益性が高まるならば、よろこばしいことです。しかし資金が日本から流出し、米国に流れる側面もあります。

本当は米国産牛肉・小麦を使う米国のマクドナルドより、日本のお米を使うライスバーガーを作るモスバーガーを応援したいですよ。

国産米消費への貢献で表彰(モスバーガー)
「本社で取り組む」の記事を紹介する「モスの森」のページ。モスバーガーの公式サイトです。

FIREしてから農家さんのもとで1年はたらき、鹿児島や千葉の農家民宿を訪ね、日本のこれら農家さんがそれはもう丁寧に作物を育てる姿勢をこの目で見てきました。なので、なおさらそう思うのです。

みなさまは、どう思いますか。

社会は、政府が作るものではなく、ただ政府を批判するでもなく、私たち一人ひとりが関与して作るものです。極端な話、あくまで象徴的な例ですが、日本の消費者がマクドを買わずにモスのライスバーガーを買えば、食料自給率は上がり、資金が国内で循環する度合は高まるでしょう。

理想論に聞こえるかもしれませんが、理想を掲げるからこそ人間がんばれる部分もあります。ちょっと、そんなことも考えてみませんか(と言いつつ、ときにマクドでポテナゲ買うワイ)。

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