S&P500は反落継続、FOMCで市場の期待をけん制

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S&P500は反落継続、FOMCで市場の期待をけん制

また一番右の部分が綺麗な山を描くのか、といったところです。

11月2日開催FOMCの注目要旨
  • パウエル議長は利上げペース減速を示唆、12月会合で議論
  • 利上げ終了時に到達する金利は「より高く」と表明

つまり、

FRB

利上げペースは落ちるけど、あんまし期待しなや~

と市場に対して楽観は控えるようにけん制した、と私は理解しました。

株が楽観に振れすぎ、資産効果から消費者の需要が旺盛になればインフレ抑制をめざすFRBにとっては避けたい展開とも言えるでしょう。

また、結局、経済や金融の実情がどうであろうと、依然として以下の図式が成り立ちます。

  • 経済の実情が悪くとも、市場参加者が楽観的になる=株式は上昇
  • 経済の実情が良くとも、市場参加者が悲観的になる=株式は下落

つまり、マクロ経済の状況を把握することは大切ですが、加えて「市場がどう受け止めるのか」まで考えることが、市場と対峙する上で重要だと考えます。

では現在の局面で経済の実情とは何か。1970年代の高インフレ抑制は相応の時間と景気面の犠牲が必要でした。

つまり、「市場参加者の悲観・楽観に株価は振られつつも、経済の実情としては過去の傾向からは高インフレ局面では、インフレが抑制されるまで景気悪化・失業率の上昇が必要になる」と言えます。そして、現在は失業率が依然として3.5%と低い水準であることから、インフレ抑制にはまだ道のりがある、という論理展開に帰着することにはなります。

先週までは、ブログで述べてきたように「利上げから景気悪化まではタイムラグがあり、すでに住宅市場は冷え込むなど利上げ効果は確認でき、インフレは高水準ながらピークアウトと考えられ、引き締めが終わりに近づいているのではないか」という市場の期待が織り込まれていたと考えられます。

その期待に対してパウエル議長は「利上げ停止は時期尚早だ」とけん制しています。となると、市場は次にどの点に楽観を見いだすのかは興味深いところです。

引き締めが近いことを意識し続けるのか、今後の労働市場の指標が強く引き締めが続くと悲観するのか。そのあたりが注目ポイントとなりそうです。

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