ポートフォリオ概況と株式売却資金の使いみち
調整局面となった1月のポートフォリオ概況と雑感、そして資金面の展望まとめ。
ポートフォリオ概況
まず全体として市場平均と比べかなり底堅い。今回の調整局面は2017・2018年と同様に高配当株の底堅さが顕著。
保有株の中でもABBV、BTI、CME、JNJ、MO、XOMあたりはこの調整局面で無風かむしろ上昇。
ヘルスケアABBV(アッヴィ)は最高値。CME(CMEグループ)も強く、元々金利と相関性がみられコモディティ市場も扱う性格上、金利上昇による調整局面では順当な動き。
XOM(エクソンモービル)もインフレ懸念局面では強い傾向であり、さらに2月1日発表の決算では予想を大幅に上回る170億ドルの営業CFを計上するなど株価は80ドルまで急伸。
エネルギーセクターはS&P500を24.2%アウトパフォームするなど、1980年以降最も強い状態。セクター全体として好調が続く。
一方でABT、MSCI、CRM、IDXXは下げが比較的強く、比較的遠い将来の成長も織り込んできたと見られるこれら銘柄は(長期)金利上昇局面で弱く、これも納得感あり。
ポートフォリオ全体としては2021年の流れをつぎ、市場平均を明確に上回る状況が続く。
個人的には堅牢性を意識したポートフォリオを組んできたつもりなので、意図と結果としては合致(ただしコロナショックでは2010年代後半と異なりその目論見はまったく外れたことも中立性の観点から併記)。
コロナショックは市場サイクル的な変化とはまったく異なる事象(たとえば原油価格の需要サイドと供給サイドの両方に突発的なネガティブ影響が生じるなど)であったため、従来自分が認識していた過去の傾向とはまったく異なる変化が市場に起こった印象。
それに対して今回の調整局面はいわば経済状況または金融政策/市場サイクル的な変化の一環と言え、個別銘柄の動きとしては特段の違和感なく推移している印象。
ゆえに意図したことと結果が概ね合致しているという理解(もちろんたまたまである可能性は常に頭に置いておく上で)。
日本株は比重としては高くないものの、アフターコロナトレードの継続。つまり日本航空(JAL)やホテル系リートの仕込み。
株式を売却した資金の使いみち
先日の通り、米国株を売却してさらに現金が増えたので、その分はゴールドへ。ゴールドについては後日詳述予定。
米国株については今ぐらいのウェイトとして、今後短期的には大きく増やすことは予定せず。
株式を売却した資金は短中期的にはゴールドです。
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米国株一部売却の背景等は以下ご参照。
以下のような時こそ一寸先は闇なのです。過度の楽観は厳として慎むが吉。