インフラファンド勢、好調が続く【高配当+キャピタル】

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インフラファンド勢、好調が続く【高配当+キャピタル】

それにしてもインフラファンド勢の堅調ぶりが目立ちます。

そもそもインフラファンドとは、以下の通りです。

「インフラファンド」とは

東証上場のインフラファンドは、主な投資先は「太陽光発電施設」で、投資家は売電収入から分配金を受け取ることができます。

現在、東証に上場するインフラファンドは7つ、下表の通りです。

上場日 コード 銘柄名
2020/02/20 9287 ジャパン・インフラファンド投資法人
2019/02/13 9286 エネクス・インフラ投資法人
2018/09/27 9285 東京インフラ・エネルギー投資法人
2017/10/30 9284 カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人
2017/03/29 9283 日本再生可能エネルギーインフラ投資法人
2016/12/01 9282 いちごグリーンインフラ投資法人
2016/06/02 9281 タカラレーベン・インフラ投資法人

★…保有銘柄

上記銘柄、特に2017年以前に上場した銘柄はいずれも堅調。高配当でありつつ投資口価格も堅調傾向です。

インカムねらいの投資家は、次の調整局面でチェックしておいてもよい銘柄かもしれません。

カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人の株価

うち1社のカナディアン・ソーラー・インフラ投資法人の値動きを見てみましょう。

  • カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人は最高値を更新中。
  • 同社の配当利回り(買値ベース)は7%超。直近株価ベースで5.5%。
  • コロナショック時、業績へ影響ないにも関わらず、連れ下げ。こういった時に買えれば大きいですね。

カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人の分配金

  • 分配金も巡航開始の第3期から、判を押したように3,600 → 3,650 → 3,700円。
    向こう4期分も3,700円を予定します。
  • 同社の直近の事業報告書を見ましたが、コロナ禍の業績影響はほぼ見られません。

コロナショックでも、底堅かった

コロナショックでも下げ幅は20%に満たず、TOPIXより下げ幅は限定的です。

インフラファンドは、出力制限やコロナショックなど、業績への影響がない時にも下げることが見られます。固定価格買取制度・業態を理解していないがゆえに、売り急ぐ投資家がいるからだと推察します。そういった局面はねらい目です。

注意点:2030年頃までの投資とするのが保守的

最後に注意点です。

発電所の地域が地理的に分散され、固定金利主体のインフラファンドであれば、分配金は安定しやすい傾向がみられます。スポンサーによっても規模のメリットを享受できます。

ただし、FIT(固定価格買取制度)は、発電開始から20年間と年限あり。2033年からFITが切れる発電所が出ます。その後は市場価格に移るとみられ、収益は不透明です。

よって、2030年頃までにインフラファンドは投資を終える目算がよいと個人的には思います。

Best wishes to everyone!

インフラファンド群は、いずれもコロナ禍の影響がみられません。分散先としては悪くないと思います。

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公開日:2021年1月6日