湖畔で出会ったパワーワードたち【チケットというチケット】
除雪の合間を縫って、湖畔に来ています。
別の地を訪れると、よくご縁あるのが、クセが強い(もちろん、良い意味で)地元の方々です。
言葉のチョイスが素晴らしいですよ。感動ものです。
「お水2リットルは、既得権益ですので」
泊まっているホテルのお部屋担当の方、その名も「松原イク子」さん。(念の為、特徴を残しつつも特定できないであろう形で若干名前を変えております)
部屋に入り、「松原イク子が、お部屋のお掃除を担当しました」という紙きれが机の上に。
もう私はこのお名前を目にした時点で、すさまじいインパクトを拝受。
その後、紆余曲折(というほどないですが)があり、お部屋が変わることになりました。
そこで、まさかのイク子さんからの大変ありがたいご提言が、こちら。
- お客様の冷蔵庫に入っているペットボトル2リットルのお水は、それはもう既得権益でございますので、どうぞお部屋を移る際にはお持ちください。次のお部屋にもペットボトルがありますので、合計4リットルをお楽しみいただけます。
ここでまさかの、「既得権益」という言葉のチョイス。さすがですよね。国会にでも来たかなと勘違いさせるほどの、想像を超える言葉のチョイス。
いたずらに40年この仕事やってない、と言わんばかりの矜持を感じさせるに十分な言葉のチョイス。
イク子さん、さらに畳みかけます。
チケットというチケット
- あ、部屋番号を書き換えますので、チケットというチケットをお出しいただけますか?
今まで、「○○という○○」系で「チケットというチケット」というフレーズを聞くのは、おそらく今回がわたしの人生で最初で最後だと思います。
なんか鑑識の人に取り調べでもされているかのような、言葉のチョイス。
なお、中国語では「统统」という字句が、まさに○○という○○に当たります。
番外編:秋田県民の方なんですね~
- イク子さん「最近はコロナも大変ですね~、どちらからいらしたんですか?」
- 穂高:「そうなんですよね、わたしは関東からです」
- イク子さん「あら、関東からも大変でしょうに」
- 友人:「そういえば、秋田はコロナ全然でてないみたいですね」
- イク子さん「あ、秋田の方なんですね~」
- 友人:「あ、いえ、秋田というわけではないです~」
- イク子さん「あ、じゃあ関東と、秋田の方なんですね~」
- 友人:「あ、えっと~…、はい。」
いや~もうまったく聞いてない笑、我が道をつらぬく、イク子さん。
とりあえず友人は秋田県民ということになっていました。
まとめ
やっぱり言葉のチョイスが壮大でもう神がかってますよね。
旅行の醍醐味は、なんといっても地元の方々とのふれあいですね。
(良い意味で)クセの強い方々のおかげさまで、クセの強い自分との化学反応によって、想定外の面白さが生まれます。
旅行はこれが最高にたまらない。
「チケットというチケット」、使う機会があればぜひお使いください。
Best wishes to everyone!
ヨシヤのエビフライも、また行きたいですね。
旅行は荷物を減らすと快適であります。
旅行にJGC、最高のお供で御座います。おすすめです。