投資期間が10年の場合、「貯金で貯める」か「株式投資で増やす」か。過去の傾向・ポイント。

投資期間が10年の場合、「貯金で貯める」か「投資で増やす」か。過去の傾向・ポイントを示します。

ご質問

題名: 貯金の貯め方について、ご質問です。

メッセージ本文:
いつも楽しく拝見させていただいています。投資だけでなく、生き方など色々勉強させていただいています。この度質問があります。

私は月5万円 → 年60万円を10年間ためて600万円を手にしたと思っています。

使い道は軍用地投資をする為です。(小規模のもの )

その為に

  1. 現金でコツコツ貯めるか
  2. 投資信託で貯めるか

悩んでいます。

投資信託の場合、その時の相場もありますが、複利の力がもったいないと感じて決断が下せないのではないかと思っています。

この場合はどちらをご選択されますか?

もしお時間がありましたら、答えて頂けるとうれしいです。どうぞよろしくお願いします。

ご質問ありがとうございます。

「月5万円で、10年かけて600万円にしたい」ということで、貯金を続けるだけでも目標額に達するものの、投資でさらに増やす方に賭けるか、ということですね。

一例として投資期間10年の場合における「過去の傾向」と「ポイント」を以下述べます。

投資期間が10年の場合、過去リターンの傾向(日本株・米国株)

では、まず投資期間が10年間だった場合の、過去の傾向を見てみましょう。

  1. 日本株
  2. 米国株

の各ケースで順に見ましょう。

①【日本株×10年】リターン:「-3.5% ~ +22.8%」

まず、日本株です。

下表は「1966年~2005年における東証1部上場の時価総額による加重平均収益率」のブレ幅、つまり投資期間ごとの「リターンが最も良かった年のリターン」と「リターンが最も悪かった年のリターン」のブレ幅を示しています。

投資期間が10年の場合、年によっては+22.8%のリターンを得られる年もあれば、-3.5%となる年があったことを示します。

「投資期間が10年の場合、過去の傾向からは、プラスで投資を終えると概ね期待できる」ということですね。

【米国株×10年】リターン:「-3.6% ~ +19.0%」

次に、米国株です。

下図は1988~2016年における、投資期間別の米国株(S&P500)の年率リターンのブレ幅です。

米国株においても、日本株と同様に投資期間を長くなるほど、リターンの散らばりが収れんします。

そして、投資期間が10年の場合、年によっては+19.0%のリターンを得られる年もあれば、-3.6%となる年があったことを示します。

米国株と日本株、投資対象は違えど、概ね同じ結果ですね。

10年投資の過去傾向:「日本株・米国株ともにリターンは概ねプラス」

ここまでまとめると、以下の通り。

10年投資 最低リターン 最高リターン
日本株 -3.5% +22.8%
米国株 -3.6% +19.0%

投資期間が10年なら、私ならば「投資で増やす」にBETします。

では、上述した過去の傾向から、以下2案のどちらを選択するのかがポイントになります。

  1. リターンが+で終えることを期待して、投資信託を積み立てるのか
  2. リターンが-で終えるリスクを避け、投資せず貯金するのか

ご質問者さまの場合、一括投資ではなく積み立てであることから、実質的には平均した投資期間として約5年になります。私ならば、でしょうか。上表の通り、加重平均した投資期間が5年としても、過去の傾向から導出される「リターンが+で終える期待値に賭けるかたちです。

もちろん、「過去がそのまま未来に当てはまる」とは限りませんけども。

とはいえ、

  • コロナ後が不透明であることから、リスクを取りたくない方
  • 「なんらかの理由(虎の子の資金である、元本割れのリスクは絶対に取れない資金である等)でリスクを取りたくない」という方

などであれば、②ということになるでしょう。

このあたりは個人の価値観・目標によっても変わってきます。が、疫病の状況にかかわらず人は食物を欲し、旅行の願望は存在し、海外に行きたい人もやはり存在します。

また外食には家にはない楽しさがあり、異なる土地には地元にない楽しさがあるのも事実です。人間の本能的な潜在欲求自体は変わらないとは思います。あとは地球環境が今までのような経済成長を許容できるか、というところでしょうか。ここが今後は焦点になってきそうではあります。

ご参考になれば幸いです。

Best wishes to everyone.

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公開日:2020年5月23日

コメント

  1. 質問主です。 より:

    Best wishes to everyone!

    素敵な言葉をありがとうございます!

    ご回答ありがとうございました!

    大変参考になりました。もう一度よく考えてみます。

    余談ですが、
    階段がある時は私登るようにしています!
    体力のなさに気付かされますね。
    階段仲間は年配の男性が多いです(笑)

    体にはくれぐれもお気をつけください

    今後も更新楽しみにしています( * ॑꒳ ॑*)