今回のコロナショックで印象的なのは、今までのセクターの動きや特徴とは異なる動きを見せたことです。特にハイテク株の動きですね。
そして象徴的なのが、米国株ETF【QQQ】が真っ先にコロナショック前の水準を回復したことです。
この現象が、
- ITバブル期のような熱狂なのか、
- 「社会インフラ」とも称されるように時代の転換点を過ぎた象徴か
は時間が証明しますが、目下好調の【QQQ】について、以下取り上げておきます。
【QQQ】コロナ前の水準を早々に回復、NASDAQ100連動ETF【ITバブル期なみに好調】
【QQQ】は一言でいえば、「今後もハイテク株・新興市場の隆盛が続き、高パフォーマンスを維持する」というシナリオにBETしたい投資家にとって、選択肢となるETFと言えます。
【QQQ】NASDAQ100に連動するETF
QQQの基礎データは、下表の通り。
| 名称 | インベスコ QQQ 信託シリーズ |
| ティッカー | QQQ |
| インデックス | NASDAQ 100指数 |
| 設定日 | 1999年3月10日 |
| 運用会社 | インベスコ Ltd. |
| 信託報酬(年率) | 0.20% |
- NASDAQ 100とは、「米国の新興市場NASDAQに上場する、時価総額上位100銘柄で構成される指数」です。後述の通り、ハイテク産業が中心です。
- 信託報酬(手数料)は低位で問題ありません。
【QQQ】トータルリターン
以下2ケースで、市場平均(S&P500)と比較します。
- 2010年~2020年4月
- 2000年~2020年4月
リターン(2010年~)

青:QQQ、赤:S&P500
過去10年では、QQQがS&P500を上回るリターンです。
リターン(2000年~)

青:QQQ、赤:S&P500
2000年~では、S&P500を下回ります。ITバブル崩壊により、ハイテク株・新興市場が市場平均よりも暴落したことが響いています。
このように、「時間軸をどう取るか」で受ける印象が変わる点には、注意が必要です。
【QQQ】構成銘柄
| ティッカー | 社名 | 構成比率(%) |
| MSFT | Microsoft Corp | 11.9 |
| AAPL | Apple Inc | 11.5 |
| AMZN | Amazon.com Inc | 10.0 |
| FB | Facebook Inc | 4.3 |
| GOOGL | Alphabet Inc | 4.0 |
| GOOG | Alphabet Inc | 4.0 |
| INTC | Intel Corp | 2.7 |
| NVDA | NVIDIA Corp | 2.1 |
| NFLX | Netflix Inc | 2.1 |
| PEP | PepsiCo Inc | 2.0 |
マイクロソフト・アップル・アマゾン・グーグルなど、今をときめく銘柄で構成されています。
いわゆる「GAFAM」で当該ETF全体の45%を占めます。これら銘柄のさらなる成長にBETする場合に好適なETFと言えそうですね。
【QQQ】セクター構成

今をときめくハイテク系で全体の67%と過半を占めます。(厳密にはCommunication Servicesセクターに「ベライゾンなど通信系」もやや含まれます)
トピック:「NASDAQ ÷ S&P500」は、ITバブル期なみに高騰
絶好調のハイテク株ですが、短期的には気になる指標も出てきています。
下図はNASDAQをS&P500で除したグラフです。

ITバブル期なみに、NASDAQが市場を牽引。短期的には過熱感も意識したいところか。
背景に、直近でさらにNASDAQが市場平均(S&P500)を上回る好調ぶりを見せていることが挙げられます。
NetflixやAmazonなど、ウィズコロナで恩恵を受ける銘柄が象徴的であり、これらはNASDAQの主要構成銘柄です。
まとめ
目下、GAFAMに代表されるハイテク株が隆盛を極めています。
QQQは、「これらが市場の期待を上回る成長をさらに遂げ、高パフォーマンスを維持する株価が形成されることにBETしたい投資家にとっては、選択肢となるETF」と言えます。
ただし、注意しておきたいのは、古くはIBMから、エクソンモービルなどもそうであったように、「今をときめく銘柄」というのは、時代と共に移り変わってきました。
そして、セクターごとに栄枯盛衰は循環する傾向が見られてきたのが、株式市場でもあります。
今後もこれら銘柄がときめき続け、市場期待を上回る方に賭けるのか否かで、投資判断が大きく変わってくる投資対象ですね。
Best wishes to everyone!
コロナショック後のセクター別騰落率です。やはり強いのはヘルスケア・生活必需品ですね。今回はそれに加え、ハイテクでした。
ハイテクの隆盛も果たして新常態となるのか、注目ですね。