VTIか、高配当株ETFか、債券ETFか。20代からの資産運用。

VTIか、高配当株ETFか、債券ETFか。20代からの資産運用。

ご質問

題名: 投資についての質問です。

メッセージ本文:
はじめまして。

私は、団体職員をしております25歳の男です。

三菱サラリーマン様のブログを拝見させていだだいている中で、自身の運用について悩むことがありまして、質問させていただけないかと考えました。

私は、3月からつみたてNISAをはじめ、月4万円をeMAXIS Slim先進国と米国に積み立てております。また、4月からは楽天VTIにも特定口座で1万円積み立て行く予定です。

上記のように資産を大きくすることを目標にしていましたが、ブログを拝見させていだだいている中で、配当金による自分年金を作っていくことに興味を持ちました。

そこで、運用の悩みなのですが、上記の投資信託以外で年間100万円ほど投資資金を確保できる状況にあります。加えて、定期預金に150万円ほどあります。これらを用いて60歳時に月5万円ほどを得たいと考えております。

VTIを積み立てていきたいと考えておりますが、果たして目標を達成できるのか、ブログに紹介されているSPYDやVYM、HDVおよびBNDやAGGが良いのか悩んでおります。

投資は自己責任で行うものと理解しているつもりではありますが、三菱サラリーマン様なら、どのように積み立てていくのかをご助言いただけないかと思いお問い合わせをさせていただきました。

大変長い文章になってしまい申し訳ありません。ご回答していただけたら幸いです。

ご質問ありがとうございます。そうですよね、このあたりは悩むところだと思います。

  • 25歳
  • 投資可能額:100万円 / 年
  • ゴール:60歳時に月5万円の配当金

ということなので、VTIでの目標達成は、理論上は期待できる値です。特にこだわりがなければVTIで十分と思います。

「年間100万円投資、運用期間35年、リターン4%」のケース(楽天証券より)

約7,000万円としても、60歳時点に月5万円の配当金を得るには、税引後配当利回りが0.85%が必要になります。これは今後の増配が一切ないと保守的に見ても、VTIで達成可能な水準です。

結論としては、上記のようになります。

さて、挙げて頂いた以下①~③のETFに関しても、ポイントを簡潔に述べます。

  • ① VTI
  • ② VYM・HDV・SPYD
  • ③ BND・AGG

VTI(米国全体)

過去の実績から言うと、トータルリターンの最大化をめざす際に有用です。

ただし、配当金は多くありません。

VYM・HDV・SPYD(米国高配当株ETF)

配当金の最大化を図り、特に下落局面におけるキャッシュフローを重視するなどであれば、VYM・HDV・SPYDの高配当株ETFが有用です。

ただし、配当が多い分トータルリターンは税制面では条件付きで不利になり得ます(配当控除を考慮せず、投資最終年度に利益確定できた場合)

BND・AGG(米国債券ETF)

投資期間が短い、あるいは下落局面で傷みにくいポートフォリオづくりを重視するならば、BND・AGGが有用です。

ただし、トータルリターンは伝統的に株式に劣後します。

どのETFを選ぶのか

さて、「三菱サラリーマンならばどうするか」ということですが、、迷いますね(笑)

私は1日でも早くセミリタイアしたかったですし、今までの投資方針が適していました。しかし、もし私がご質問者さんのように会社員を続けていく前提であれば、VTIでしょうか。あるいはVTI・高配当株ETFの2本立て。……でもやっぱり私は配当金が好きなので、高配当株ETF一本かもしれないですね(笑)

この辺は好みになってくると思います。

では、仮に私が「特に資産運用や配当金に対してこだわりがなく、25歳という若さ」であれば、つみたてNISAを活用の上、他枠はVTIで行くと思います。

市場全体(・市場平均)への投資はシンプル明解であり、投資になじみのない方でも取り組みやすい投資対象です。

ただし、1点注意しておきたいのは、「なんらかのETF/インデックスなどに投資するその対象全体が長期的に上昇を描くシナリオに賭ける」ということですね。個別株も基本的には同じと思います(「株価横ばいでも配当をもらえればOK」という方針も存在するので、「基本的に」と記載しています)。

そこはしっかり頭の片隅に置いた上で、続けていくのが良いのではないかと思います。投資のシナリオ・前提を認識しておくということですね。

いずれにしても、20代の最大の強みは投資期間を長く取れることです。今の時点で資産運用を検討されている以上、日本における恵まれた証券投資環境を十分活用できらっしゃることと思います。

ご参考になりましたら幸いです。

Best wishes to everyone!

以下は2018年末時点のものですが、2020年3月末現在においても、VTIは非常に買いやすい水準ですね。

【2018年】VTIが下落中、購入考えられる水準になってきたか【米国株20%下落】
本記事は2018年の下落時に記したものです。 長期投資家にとって有力な選択肢となるETFの1つでもあるVTI。 ...

関連記事として以下も載せておきます。

個別株か、ETFか。高配当かインデックスか、好適な積立方法とは。
共働き30代の方からの、資産運用のご相談です。 以下4項について、回答申し上げます。 推奨できる投資方法 参入...

以下もご参考いただければと思います。

VOO・HDV・SPYD、各々に何%の資金を割くのか【客観視】
「米国株ETFであるVOO・HDV・SPYDのいずれにどの程度の資金を割くのか」というご質問を頂きましたので以下回答申し上げます。 VOO...
Twitter
スポンサーリンク

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

外国株式ブログランキング

SNSでシェアする

フォローする

公開日:2020年3月28日

コメント

  1. アイホシ より:

    ご回答ありがとうございました。
    周りに投資についての相談をできる方がいない中で、
    このように答えていただけたことは大変励みになります。
    今後は自信のリスク許容度や生活をかえりみながら投資をしていきたいと思います。