その国を知るには、給料を聞け
私は外国に行くと、まずいろんな人に収入をいきなり聞きます。
それがその国の経済事情を知るに一番手っ取り早いからです。日本でそんなこと聞いたら眉をひそめられるかもしれませんが、アジアの方々はなんのことはない、普通に答えてくれます。
現地法人の方、2名の経済状況は下記の通り。
現地法人スタッフ事情
Aさん
- 28歳
- 現地法人勤務、勤続4年、月給3万元(=105,000円)
- 板橋で一人暮らし、家賃はワンルームで8000元(=28,000円)
- 昼食は近くの他企業食堂で100元(=350円)程度のものを食べる
- 夜も100元程度の弁当を買って帰って食べる
Bさん
- 60歳
- 現地法人社長運転手、勤続22年、月給5万元(=175,000円)
- 前職はバスの運転手(長時間労働だが比較的給料は良く月給7万元との由)
台湾で食事をする際の物価は日本より安いのですが、家賃はそこそこするなといった印象を受けます。
ただAさんの場合、月給の25%程度が家賃なので、割合的には日本とそんなに大差なさそうです。
(初任給20万で家賃5万だと25%)
コンビニオーナー事情@台湾
ちなみに、日本でおなじみのセブンイレブンやファミリーマートが台湾のそこら中にあります。
その理由は、コンビニオーナーをやれば月給が8万元(28万円)に達するからです。
勤続22年の60歳のBさんの月給より高いですね。
現在は台北も仕事が見つかりにくいらしく、コンビニオーナーなら雇われの身でもなく、給料も良いので、日本資本のコンビニオーナーになる方が多く、それ故街中にコンビニが溢れているのだとか。
雇われの身ではなく、自分がオーナーとなって働きたいと現地法人の人も言っていました。
バリ島でも同じことを言っているタクシー運転手の方がいたので、どこの国も労働者の思うことは同じなのかもしれませんね。
台湾夜市の事情
↑絶品羊肉スープ。
台湾の夜市では、まずは地主に地代を納めて、場所を確保してから夜店を開くという手順です。土地を持っている人は、毎月安定した地代が上がって来てご満悦でしょう。
ちなみに、台湾中心部の忠孝路の一角にある土地の、1か月あたりの地代は1坪4万元(14万円)。
1坪で14万の地代が上がってくるなんてすごいですね。
夜市を営むのであれば、1坪ちょっとあれば面積的には全然問題なさそうです。
日本も他国も労働者の思い、そして土地を所有しているか否かの重要性等々、相通ずる点はありそうです。
バリ島のタクシー運転手も、雇われの身から脱却したいと言っていました。台湾もバリ島も日本もその点は共通するのかもしれませんね。
出張時に少し時間が空いたので、台北の物価を調査してきました。海外外ごもりにも適している国の1つです。現地の方々と同じような生活をすれば日本の生活費の半分程度で収まるでしょう。
出張関連の記事です。いかに荷物を少なくして快適に出張するかに腐心しています。
コメント
こんばんは三菱サラリーマンさん
定年なった三井サラリーマンです。おもろいブログですね、目から鱗でした。これまで営業とか作業所長だったため、日々適当に暮らしつつ、適当に小金もあって会社てなんていいもんだと思ってました。損失出しても給料は下がらないし、毎日直行直帰ですし上司はいるもののたまにしか会う事も無い。要は仕事さえしてれば、別に嫌事言ってくるわけでも無いし気楽なもんでした。まして現場ならまわりは全部下請けですし支払いの権限は自分ですから。サラリーマンですがまあ儲かってる中小企業の社長みたいなもんです。65歳と言わずできたら体が動かなくなるまでやりたいなと思ってました。ところが定年と同時に設計をやれと言われて当然電車通勤、あんなん何十年もするとかクレージー、もう電車の中の奴らの余裕の無さが嫌。俺もあんな顔になってると思うとぞっとする。しかも仕事するしないに関わらず8時間もPCにらんで一応会社にいなければなりません。だいたい残業するほど仕事してない奴ばっかりや。だるい。通勤電車も不愉快だし、こんな生活してるサラリーマンが多い事に60になり始めて気が付きました(あほや)やってられんから明日取り合えずやめて一年程東南アジアでも行って気晴らししてくるわと言ったら嫁、親大反対。泣いてとめられる始末。娘はやっぱりと笑ってましたけど(笑)娘が三菱サラリーマンさんと同年代。そこで要は彼らの生活不安が無いようにはやっぱり金かなと思って検索してたら色んなブログありましたが、中身がぶっちぎりにレベル高い。ええブログですな、話が合理的でしかも色んな相手に配慮が行き届いてる。実際は40年もサラリーマンしてたし、持ち家なので年金で普通に生活できるはずなんですけどね・・・ほんとはあすにでも辞めてもいいのですが、嫁には介護の世話になるかもわからんし、年よりの親をこの期に及んで泣かせるのは嫌なので、63まではやることにしました会社にごねて現場に戻してもらう交渉は継続中。別に喧嘩になっても失うものも無いし。でもせっかく三菱サラリーマンさんのブログにお会いできたので、早速SBIで積み立て開始です。人生色々ですな
楽しいブログありがとうございます、ご自愛下さい