ファンドラップ、保険、対面型証券会社についてどう考えるか

以前、「お金の相談会」にご応募いただいたかたから、以下おたよりをいただいています。
穂高さま
お金の相談会(5月末)後、時間が経ってしまいました。
その節及びその後もありがとうございます。
ラップ&PGF保険 解約 → SBI証券にて全世界高配当株式&金に投資
と移行しました。
NISA口座(野村證券)は今年中に解約して、来年からSBI証券にて始める予定です。
野村担当者から強く引き止められそうですが、頑張ります(笑)。
取り急ぎ ご報告です。
日々、過酷な暑さですが、どうぞご自愛くださいませ。
こちらこそ、おたよりならびに経過報告をありがとうございます。以下コメントを添えさせていただきます。
ファンドラップ
ファンドラップと保険、いずれも不透明な部分が多い金融商品ではありますね。
ファンドラップは相談会の時にも確認し合えたように、運用の詳細をわざわざわかりにくくしているのかと思うほど商品の中身が不透明でした。そして手数料が高いと。
よほど収益率が優れているならまだしも、そうでない場合はやはり自身の虎の子の資金は商品設計がシンプルでわかりやすい商品(たとえば、どの国のどの銘柄に何%投資しているのか等)に投じるほうが、安心して日々を過ごしやすいものと思います。
自分が何に投資しているか明確に把握しているほうが、暴落の際も冷静に処しやすいはずです。
保険
保険も同様で、今まで種々の相談を受けて商品を見てきましたが、だいたい商品設計が複雑で目論見書を読み込まないと全貌が見えないことがほとんどです。これも意図的なのかと思うほどに。
ここ日本は健康保険制度という公的保険が手厚すぎるぐらい整っているかと思います。民間保険は「あくまで公的保険でカバーできないような特殊な状況における保障を求めるもの」であって、収益性を求めるものではないと言ってよいと思います。収益性を求めるならば株式が王道です。
野村證券か、SBI証券か
ご担当者も顧客の動向如何で点数が変わってくるでしょうから、お引止めがありそうですね。
野村證券も、ネット証券に対する強みがないわけではありません(以下)。
- 大口の投資家であればIPOを優先的に割り当ててもらえる模様
- 信用金利がSBIや楽天2.8%に対し、1.2%と安い
したがってお付き合いの仕方次第で活用する余地は一応あります。
しかしこちらもそれなりに知識を備えていなければ、やはり手数料を目当てとした商品営業にさらされるリスクは排除できないかとは思います。
社員一人ひとりが責めを負うよりも、そのようなインセンティブをあたえる社内制度や文化自体に問題の根本があるように想像しますが…。
補足
もっとも、ご相談者さまの場合のように、「古くから投資している場合は近年のような充実した選択肢が当時とぼしく、かぎられた選択肢のなかで結果的に利益を得られてよかった」というケースももちろんありますので、本記事は特定の対象を全否定する意味合いではありません
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保険や金融商品の営業にはご注意ください。拙著『#シンFIRE論』にも記したように、収益構造に着目すれば応用が利きます。