ニデック(6594)の株価、前回はこの水準で反発、長期移動平均線が目前に迫る

ニデック(6594)の株価、テクニカルから現状を確認

ニデック(6594)の株価について、以下の視点で最新の状況を確認します。

  • テクニカル(日足、週足)

日足

7月4日(金)終値時点のチャートです。

短中期MAを割り込む弱い推移。ただし長期MAは上向き。

テクニカル的な節目となる5月22日の安値2,668円付近で一応下げ止まりました。長期MAも目前に迫っており、ここで踏みとどまれるかが目先の焦点かと思います。

ここを割ってくると2,400円の窓まで大きな節目が見当たらない状況に見えます。

RCIは短期的に売られすぎの水準まで来ており、前回2回はこの水準で反発しています。上方向は短期MAが節目ですね。

週足

トランプショックで大底を付けてからの反発は比較的強いものの、売買が多かった2,600~3,000円でもみ合いが続く推移。

直近2回、綺麗に長期MAで上値がおさえられており、下には中期MAが迫ってきています。ストキャスもデッドクロスに反転し、中期MA2,626円近傍で下げ止まれるか。

まずは上値抵抗線を越えなくば反転は描けませんから、来週でいえば2,700円は越えてくる必要があります。

まとめ

以下のようにまとめられます。

  • 日足:目先の焦点は長期MAを割らずに推移できるか、割ってくると形は悪くなる。上方向は短期MAを越えられるか
  • 週足:反転の望みが出てくる水準は来週でいえば2,700円程度

M&Aとコスト削減による永守神話に陰りが見えてきたと目されるニデック。私も以前仕事で間接的に見聞しことがあるのですが、それはもう個性的でハードワークをしている(または、させられているのかは不明)御仁が担当者だったことを覚えています。

永守会長のカリスマ性と剛腕で現在に至る企業であり、その盛衰に対する市場の判断はテクニカルにも如実に出ている長期推移です。

補足

なおテクニカル分析は、経済指標やイベント等による大きな流れが生じると効かなくなることもありますし、あくまで傾向として意識される可能性がある、といった位置づけと言えようかと思います。大前提として将来の株価はわかりません。

いわば「暗中模索、五里霧中という株式相場のなかで、暗闇をほのかに照らす懐中電灯にはなる可能性がある」といった塩梅。

一方、昨今はAIによる売買が隆盛を極めており、その売買判断にはテクニカルが用いられていると思われ、以前よりは有用性が高まっているのではないかと個人的には想像しています。ただし、いずれにしても特定の売買を推奨するものではありません。

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