毎月配当金を得るポートフォリオのつくりかた(SBI高配当株ファンド)

毎月配当金がもらえるシンプルな高配当ポートフォリオ

毎月配当金が多めにもらえるシンプルなポートフォリオをつくりたい、ほちい、所望致す

こんな人向けの記事です。

以下ご質問に回答いたします。

ご質問

題名: 毎月配当金がもらえるポートフォリオ(ETFや投資信託のみ、個別株を除く)を完成させたいです。

メッセージ本文:
穂高様
いつも大変お世話になっております。

昨年はご相談に乗ってくださりありがとうございました。この前の回答では

  1. オルカンやS&P500の積み立て
  2. MAXIS上場投信

などを教えていただきました。

しかしながら、

  • インデックスの株価下落はきついこと
  • インデックスの取り崩しには強い抵抗がある
  • やはり配当金をもらっていきたい(月10万が当面の目標、最終的に月20万円入る状況になればと思っています)

しかし自分では個別株の銘柄選定は難しく、状況に応じての売買はストレスですし不安です。

でも、配当金をもらいたいし、それが増えていくのを感じたい、今からでも、毎月分配がこれくらいあるから、正社員を辞めて、アルバイト等でゆったりと暮らしていきたいと思っています。

なので、個別株ではなく、高配当株式やETFなどの詰め合わせのパッケージもので、一度買ったら基本的にずっと続けられるくらい安心して任せられるもの、配当金が安定して、増配も期待できて、利回りもそこそこ高い4%以上なら嬉しいなと思っています。

毎月配当金がもらえたらと思っています。このようなことを再度ご相談させていただけたらと思っておりますが、またよろしいでしょうか。

私自身、能力的に、複雑になると理解できなかったり、臨機応変に判断することが難しいため、シンプルなポートフォリオは構成していければと思っています。

毎月の配当金や、週3勤務などして、のんびりと、健やかに生きていきたいです。

どうぞよろしくお願いいたします。

昨年から時を経て、ご自身の投資観が醸成されてきたご様子でしょうか。

こちらこそ昨日は相談会ありがとうございました。

自分に合った運用方法の確立

さて資産運用のスタイルは、

  • インデックス投資
  • 高配当株投資

の2つに大別できるかと思いますが、おっしゃるとおりどちらに合うのかは人によって大きく異なるのですよね。

インデックスの取り崩しは理論上は問題なく有力な一案かと思いますが、いざ市場低迷時に取り崩すのは人によっては抵抗感があるかと思います。

平時はそう思わなくとも、暴落局面や低迷期がいざ来ると実感がともなうことがありますね。もちろん、人によって感じ方はさまざまです。

高配当株投資

シンプルに高配当株投資に取り組む場合、以下候補があります。

  1. 全世界なら:SBI 全世界高配当株式ファンド(年4回決算型)
  2. 日本株なら:SBI 日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)
  3. Jリートなら:SBI・J-REIT(分配)ファンド(年4回決算型)

SBIのこの手のファンドは毎年かかる手数料(経費率)が業界最安値水準なので最有力候補です。ちなみにほかSBI欧州高配当株ファンドや、SBI米国高配当株ファンド、SBIネクスト・フロンティア高配当株式ファンドもあります。

以下を組み合わせれば、毎月配当金を得ることが可能です。

  • SBI 日本高配当:1・4・7・10月
  • SBI 全世界高配当:2・5・8・11月
  • SBI Jリート:2・5・8・11月
  • SBI 新興国:2・5・8・11月
  • SBI欧州高配当:3・6・9・12月
  • SBI米国高配当:3・6・9・12月

※SBI全世界高配当株ファンドは、日本・欧州・米国・新興国をまとめたものなので、これらと組み合わせると重複しますが、とくに実質的な問題は見当たりません。

その時の株価にもよりますが、分配利回りは概して4~5%程度です(ネクストフロンティアは実績値はまだありませんが高めでしょう)。

5,000万円投資すれば税引後で年150~200万円程度の分配金を受け取ることができます。

これらのファンドはSBI証券でしか購入できないため、購入するにはSBI証券に口座を開設する必要があります。

安定した配当金や増配が望めるかは市況やファンドの運用巧拙次第で変わるので明言するのが難しくはありますが、運用コスト自体は低いのでほかの同類のファンドよりも相対的に運用効率は望めるかとは思います。

SBIの株主総会でも北尾会長はこの手のファンドに朝倉社長以下力を入れていることに言及していました。

株の買い時は、株価が下落し、みなが恐怖を抱いているときでした。過去の傾向としてはそういう時にどれだけ買えるのかで成績が向上する要因となってきました。

ただし慣れや技量も必要ではありますので、よく一般的におすすめされるのは定期つみたてではありますね。私は時々「株の買い時はいつか」という記事を書いており、そこにVIXなどの指標とともに記しているので、参考にしていただければと思います。

以上、ご参考になれば幸いです。

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公開日:2025年7月3日