積水ハウス(1928)の株価、テクニカルから現状を確認
積水ハウス(1928)の株価について、以下の視点で最新の状況を確認します。
- テクニカル(日足、週足)
日足
6月2日(火)終値時点のチャートです。
3日陰線で空を切って(=窓を空けて)続伸していたところ、今度は陽線で空を切って上昇ということで騰勢が強い状況。
先週以下のように記していました。
次なる関門は中期MA上抜け、次に5月初旬から機能している上値抵抗線を越えられるか、かと思います。
このどちらも果たした形になります。
長期MAが先週時点で下向きでしたが、横ばいとなり良化しています。
週足
週足で見るとまだ反発の域を出ません。昨年9月からの上値抵抗線を突破できずに推移し、移動平均線すべてが下向きの下落トレンドです。
上値抵抗線を越えるには、今週ならば3,240円程度、来週ならば3,220円程度を明確に越えてくる必要があります。
前回以下のように記していました。
ストキャス・RCIともに短期線が上向いてきました。ゴールデンクロスが視野に入り目先反発なるかというところ。
ともにゴールデンクロスとなっています。
まとめ
以下のようにまとめられます。
- 日足:焦点としていた中期MAと上値抵抗線を越え、空を切って強い状況
- 週足:上値抵抗線を越えるには、今週ならば3,240円程度、来週ならば3,220円程度を明確に越えてくる必要あり
なお、バリューの観点からは「配当利回り4.66%、PBR1.06倍」であり、高配当である一方、PBRは特段の割安感はみられません。
ただし過去2年間レンジでは株価は割安圏です。
なおテクニカル分析は、経済指標やイベント等による大きな流れが生じると効かなくなることもありますし、あくまで傾向として意識される可能性がある、といった位置づけと言えようかと思います。大前提として将来の株価はわかりません。
いわば「暗中模索、五里霧中という株式相場のなかで、暗闇をほのかに照らす懐中電灯にはなる可能性がある」といった塩梅。
一方、昨今はAIによる売買が隆盛を極めており、その売買判断にはテクニカルが用いられていると思われ、以前よりは有用性が高まっているのではないかと個人的には想像しています。ただし、いずれにしても特定の売買を推奨するものではありません。
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