逆境で問われる「再起力」

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逆境で問われる「人間の再起力」

時間をみつけては図書館に行き、新聞を読んでいます。これがたいへんおもしろいのです。

たとえば以下。逆境で試される「再起力」を想起させる記事でした。

13日に亡くなったラテンアメリカ文学の巨匠、マリオ・バルガス・リョサさんにはこわもての逸話が少なくない。(中略)

中学校で修道士に性的な接触をされ神や宗教への関心を失い、13歳で入学した軍人学校で年長者から「洗礼」という名の暴力を受ける。

学生時代はマルクス主義に傾倒。母国ペルーで独裁政権への抵抗運動に身を投じた。(後略)

ライバルの作家、ガブリエル・ガルシア・マルケスさんの顔を出合い頭に殴りつけ大アザを残した。癇癪(かんしゃく)持ちで気に食わないインタビュアーには答えない。13日に亡くなったラテンアメリカ文学の巨匠、マリオ・バルガス・リョサさんにはこわもての逸話が少なくない。▼それだけに筆者の同僚の記者はちょっとビクビクしながらロンドン...

とくに黄色下線部、凄絶な原体験。

のちにノーベル賞作家となっています。原体験の濃さは、その後の人生への行動原理に大きな影響をあたえるものと思います。

親戚のおじさんはよくこう言います。

人間苦労しなきゃだめ。(じゃないと)人が育たない。

そう思います。母も似たようなことをよく言っていました。

逆境になってはじめて人間の底力や再起力・復元力が問われ、多方面に思索をめぐらすきっかけになるものと思います。

  • 同じ轍を踏まないためには、どうしたらいいか
  • 今後の人生の軸をどのような方向性にしていくか

そうした思索を経て、たとえ結論が変わらなくたっていいと思います。それだけその結論に対する動機や相性が強いということなので。

いずれにしても経験上、「原体験の濃さ」と「人間性の濃さ(時に苛烈さ)」は、総じて比例関係にあるように思います。

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